芸術家アニッシュ・カプーアがアルゼンチンにて開催中のソロエキシビション“Destierro”

“世界で最も黒い顔料”の独占使用権を持つ彼が真っ赤な顔料を用いて部屋を埋め尽くす

アート
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“世界で最も黒い顔料”の独占使用権を持つインド出身/ロンドン国籍のアーティスト・Anish Kapoor(アニッシュ・カプーア)がアルゼンチン・ブエノスアイレスにて開催中のソロエキシビション「Destierro」の様子をお届け。日本語で“発掘“を意味する「Destierro(英:unearth)」はAnishにとってアルゼンチンでの初めてのソロエキシビションであり、“世界で最も黒い顔料”の独占使用権を持つ彼による色鮮やかな顔料絵お用いた空間作品が展示されている。

今回のエキシビションいついて、「数人のリーダー(的存在の人たち)が我々に見せてきてくれたように、今日の世界の本当の国境はもはや国を隔てるものではありません。国境は、立つ地面がある国とそれがない国を隔てるものなのです。この展示は我々の切迫した時代による生まれ変わりです」とキュレーターのMarcello Dantas(マルセロ・ダンタス)は『Dezeen』に話した。

また、この「Destierro」内には更なる2つのインスタレーションが行われており、1つは“Anxiety”と題された人間の耳には聞こえない周波数を発するインフラサウンド装置が設置された空っぽの部屋にて訪れた人にこの世界での自分の認識と存在に気づきを与えるというもの。もう一方は”Imagine Blue”と題され、赤いライトで照らされる三角の顔料の山は一見すると黒に見えるが、実際には青という目の錯覚を利用したもの。「Destierro」は8月27日(現地時間)まで開催されているとのこと。まずは上のフォトロールからその鮮やかな色の山々を確認してみよう。

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