『AKIRA』作者・大友克洋が明かした金田の赤いバイクのデザインソースとは

最初のベースとなったのは、誰もが知る“あの”光電子バイク

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Forbes』が『AKIRA』の作者としてお馴染みの日本を代表する漫画家・大友克洋のインタビューを紹介。同インタビューでは、彼のキャリアやアートスタイル、メカニックデザインのアプローチなどに触れているが、中でも主人公・金田正太郎が乗る赤いバイクについて触れたパートは、ファンなら是が非でも読んでおきたい。

大友氏は最初に彼の幼少期や漫画へ興味を持ったきっかけについて話し、続けて映像制作や本格的なイラストレーションをスタートした時期にも言及している。彼はその頃からどうすれば東京で大きなチャンスを得られるかを考え始め、1971年に処女作『マッチ売りの少女』を執筆。だが、彼のSFへの愛は深まる一方で、大友氏は周囲が劇画やスポーツ漫画で悩んでいる際に、新たな漫画のスタイルを探し求めていたという。そこで誕生した作品が、特殊能力を持つ少女・悦子(エッちゃん)を主人公とした第4回日本SF大賞受賞の『童夢』なのだ。

そして、健康優良不良少年のアイコニックなマシンについて問われると、「AKIRAに登場する金田のバイクに関して言うと、最初にインスピレーションを受けたのは、Syd Mead(シド・ミード)がデザインしたトロンの光電子バイクだけど、あれは僕たちにとって大きかった。だから、それを半分にして使用したのが、あれの最初のベースだよ」とコメント。大友氏はそこからさらに深堀りをし、尊敬するアニメーター・森本晃司らがデザインした他のバイクや乗り物について研究を重ねたそうだが、「僕が書いてきたメカニックデザインの多くは他の漫画を参考にしています。ですが、作品の複雑なパートは渡部君が仕上げているんです」と『AKIRA』に携わる功労者の名を挙げている。

インタビュー全文は、こちらから。

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