台湾がアジア初の同性婚容認国へ

“結婚は男女間のみ”とする現民法を違憲と判断

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5月24日(現地時間)、台湾の司法院大法官会議(憲法裁判所)が“結婚は男女間のみ”とする現民法を違憲と判断、台湾における立法機関である立法院に対して2年以内の民法修正、もしくは新たな法を立てることを命じた。もしこれが実現すれば、台湾はアジア初の同性婚容認国家となる。

昨年5月に台湾初の女性総統となった蔡英文(ツァイインウェン)はかねてから同性婚への支持表明して法制化を目指していたが、今回の司法院大法官会議による憲法解釈はこれを後押しする形となる。司法院大法官会議は2年以内の民法修正もしくは新法律を施行するように命じているが、もし2年以内にその法改正が完了していなくても証人を立てれば同性同士における婚姻登記ができるとのこと。また報じられたレポートによると、今回の判断には司法院大法官会議を構成する14人の大法官のうち10人の賛成が必要とされていたが、反対に回ったのはたった2人だった模様。

2015年11月から東京・渋谷区において同性カップルに“結婚に相当する関係”を認める証明書の発行がはじまったが、まだまだ日本においては同性婚についての議論が十分にされているとは言えないだろう。また、アジア全体でみれば同性愛に対して厳しい視線が向けられる人も多く、まだまだ今後に期待というところだが、とりあえずは今回の台湾の大きな前進を祝おう。

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