ASローマの王子様 フランチェスコ・トッティが現役を引退

#10が感動的なスピーチを残し、ピッチを去る。ありがとう、バンディエラ

スポーツ
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ASローマ一筋、イタリアが誇る真のバンディエラ・Francesco Totti(フランチェスコ・トッティ)が25年間の現役生活に幕を下ろした。ローマの歴代通算最多得点記録と最多出場記録保持者は、 セリエA通算得点ランキング歴代2位、通算出場ランキング歴代3位、そして2006年にはW杯優勝という輝かしい成績を残し、世界中のフットボール関係者/ファンが敬意を示す存在。日本では中田英寿とポジションを争い、共にスクデットを獲得した仲間であることでも知られ、一時は盟友・Alessandro Nesta(アレッサンドロ・ネスタ)率いるマイアミFCでの現役続行も噂されたが、彼の人生の第2章を歩む決断は揺るがなかった。

劇的勝利を収めたTottiのローマ最後の試合後には、退団セレモニーが開催。ロマニスタで埋め尽くされた超満員の『スタディオ・オリンピコ』から伝わる愛を受け、不動の#10が目に涙を浮かべると、チームメイトやファンたちも一同号泣。世界中がリスペクトするTottiが最後に残した感動的なスピーチは、下記よりご確認を。ありがとう、Francesco Totti。

時間が僕の肩を叩き、こう言うんだ。「明日から大人になろう。君はもう芝の匂いや顔に降り注ぐ太陽の光を楽しむことはできないんだ。アドレナリンが君を奮い立たせ、相手からゴールを奪うこともね」と。

光を消すのは簡単なことではなく、僕は今、怯えています。PKを獲得してゴール前に立つ感覚とは全く違う恐れだよ。

今はネットの穴の先にあるものを見ることができずにいる。恐怖を感じたい。僕には皆の優しさが必要です。皆の愛があれば、僕は次のページをめくり、新しい冒険に身を投じることができるはずだから。

このチームのキャプテンでいれたことを光栄に思います。僕はもう自分の足でみんなを魅了することができないけれど、僕の心は常に皆とあるよ。

僕は今、階段を降りて、ドレッシングルームへと戻ります。僕を子供として迎えてくれたあの部屋から、一人の男として去るために。

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