今もっとも勢いのあるアジアの新鋭スケートブランド8選
タイから日本までシーンを盛り上げる注目のブランド

スケートボードやそのカルチャーを背景に持つファッションスタイルやそのアパレルアイテムは、様々なカルチャーを取り込みながら自分たちを独自のスタイルで表現しようとするスケーターたちや彼らをサポートするショップによって生み出されてきたものだといえるだろう。また時にはごく少数のカリスマによってそれまでの既存のスタイルとは大きく異なる形の新たなスタイルが生み出され、それもそのカリスマ性に魅せられたキッズたちによって1つのスタイルとしてシーンに定着してきた。スケートボードがスポーツとして徐々に認められるようになってきたなか、そのウェアやスタイルもカルチャーの地位の確立や発展にともなって世界中で成長を続けている。日本を含むアジア地域においては、北米地域等と比べればまだまだ社会的に受け容れられているとはいい難いが、そのアジア地域においても近年そのスケートカルチャーがもたらすクリエイティビティリスペクトを示す地域も増えてきたのも事実である。そして近年、そのアジア地域においても様々な国や地域で各々がどのようにスケートボードというものを受け入れてきたのかを表現しながら、数多くのブランドが誕生。それらのブランドはその地域の豊かな文化と周囲からの影響を受けつつもその地でスケートボード文化を推し進め、ユニークなアイデンティティを構築させてきた。そして今回『HYPEBEAST』では、そんなアジア生まれのいま注目すべき急成長中のスケートブランドや、スケートカルチャーをバックボーンに持つストリートウェアレーベルの数々をご紹介。
CORNER DELI
韓国発の〈CORNER DELI(コーナー デリ)〉はこの国で進化するスケートシーンが生んだ急成長中の新鋭ブランド。韓国のスケート文化は比較的若いが、韓国の独自スタイルを構築しながらもスケートボードが世界中でどのように表現されてきたかにスポットライトを当てる。90年代のスポーツウェアや、ヒップホップ、ニューヨークのサブウェイなどをアイディアの起点とし、ジャケット、スウェット、Tシャツ、キャップなどを展開。若者やストリートに繋がりを持ち、韓国のスケートボードカルチャーを牽引しているレーベルだ。
Instagram: @cornerdeli_agj
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preduce
〈preduce(プリデュース)〉はタイで最初に設立されたスケートブランド。サイアム・スクエアは同ブランドが旗艦店をオープンしたこともあって、タイのファッションの中心地となった。タイの亡霊や幽霊、悪魔といった伝統的な文化を表現したグラフィックを落とし込んだラインアップが特徴的。国内外のデザイナー、アーティスト、フィルムメーカー、フォトグラファー、ミュージシャンなどとコラボレートし、スケートレーベルの創造性を表現している。
Facebook: Preduce Skateboards
Instagram: @preduce_skateboards
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Evisen Skateboards
日本の伝統的なアートにモダンな要素を落とし込む〈Evisen Skateboards(エビセン スケートボード)〉は日本のスケートシーンにおけるユニークなブランドの地位を確立。シーズナルリリースを続け、勢いのある日本のスケートカルチャーの発展に貢献しているブランドの一つだ。現代的なひねりを加えながら、古典的な日本の浮世絵のテクニックをアイテムに取り入れ、ジャポニズムをテーマにするカラフルでユーモアなグラフィックを落とし込んだスウェット、シャツ、T シャツ、デッキを展開。
Facebook: Evisen Skateboards
Instagram: @evisenskateco
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8FIVE2
〈8FIVE2(エイトファイブツー)〉はインポートスケートブランドの小売店、スケーターたちのハングアウトスポットとしてスタートし、独自レーベルを創設し事業を拡大している。90年代後半に設立されて以来、香港に拠点を置く同ブランドは成長を続けるそのスケートシーンにおいて重要な役割を担う。モダンな香港のカルチャーの様々な要素を取り入れ、香港の国際的なアイデンティティをその服に落とし込む。ジャケット、スウェット、Tシャツ、キャップ、スケートボードデッキはグラフィックやテキストにより、この国独特のスケートカルチャーを表現している。
Facebook: Eightfivetwo shop
Instagram: @8five2shop
YouTube: 8FIVE2SHOP
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Have A Good Time
〈Have A Good Time(ハブ ア グッド タイム)〉は東京の小さなクルーにより創設されたスケートカルチャーを含む様々なカルチャーを背景に持つストリートレーベル。中目黒に位置するショップにてユニークな本、音楽、アート、おもちゃ、洋服などを販売。ここ数年、国内外で人気を博し、『BEAMS』や『伊勢丹』とのコレボレーションなども実現。ジャケット、スウェット、Tシャツ、パンツ、バッグ、キャップ、ピン、その他ライフスタイルアイテムなどに配される赤と白のグラフィックがブランドアイデンティティを確立した。
Twitter: @havea_goodtime
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Diaspora Skateborads
〈Diaspora Skateborads(ディアスポラ スケートボード)〉は東京のストリートカルチャーを表現したビデオをリリースしたクルーが始めたスケートウェアレーベル。一連のコラボレーションを展開し、勢いを増している。マジックの丸いロゴとモダンな“ΔΣΠ” のギリシャ文字が配されたTシャツやキャップ、スウェットなどを中心にラインアップする。
Facebook: Diaspora Skateboards
Twitter: @diaspora_skate
Instagram: @diaspora_skateboards
YouTube: Diaspora Skate
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Victoria
香港ベースの〈Victoria(ヴィクトリア)〉は、二人の創設者がお互いスケートボードに傾倒していることをきっかけに立ち上げたスケートウェアレーベル。コレクションは香港という国のキャラクターを表現し、この国のエネルギーにインスピレーションを受けている。ラインアップはTシャツとデッキのみというミニマルな展開。コレクションを通じてスケートボードの独自性を表現したいと考えている。
Facebook: Victoria
Instagram: @victoria.hk
YouTube: VICTORIA.HK
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TIGHT BOOTH PRODUCTION
プロスケーター上野伸平がディレクションを務める〈Tightbooth Production(タイトブース プロダクション)〉は長年の活動により、スケーターたちのプロダクションとして知られ服のラインを設立した。シーズナルコレクションは今回で5回目となり、スケートウェアにその広い見識を活かしたスタイルを表現。ジャケット、スウェット、シャツ、Tシャツ、パンツ、ショーツ、キャップといったアイテムを数多く揃え、同ブランドはストリートウェアの独自性を表現する幅を広く持ち、スケートブランドの範疇を超えて成長を続けている。
Facebook: Tighbooth Production
Twitter: @TBPR_OFFICE
Instagram: @tighbooth
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