adidas が考える Nike や Under Armour に打ち勝つための鍵とは

近頃著しい成長を見せる〈adidas〉成功の秘密

フットウエア
14,895 Hypes

ドイツに本拠地を置く世界最大のスポーツカンパニーのひとつ、〈adidas(アディダス)〉は近年驚きの急成長を見せてきた。親会社による最近の収益発表によると、北米においては36%ほどの大幅な成長が見られたという。そして、オリジナルライン、ランニング、トレーニングセレクションが2桁の急激な売上増を記録。北米地域における〈adidas〉のトップであるMark King(マーク・キング)は米『Business Insider』に対し「パフォーマンスとスタイルが一緒になっている、この“混ざり合い”によって、我々はライバル会社よりも優位に立てることができるのです。」と話した。さらにKingは、現在人気の“スポーツスタイル”を“トレンド”ではなく“トランスフォーメーション(変化)”と表現している。「パフォーマンス製品だけでなく、“トランスフォーメーション”の最高レベルのスタイルの製品作っているのだから、我々は確実に利益を上げるだろう。」と続けている。

一方で現在〈Nike(ナイキ)〉と〈Under Armour(アンダーアーマー)〉は成長低迷の時期にある。〈Under Armour〉は〈adidas〉のように“ファッショナブル”な存在を目指し、〈Nike〉はバスケットボールラインを今日のライフスタイル消費者の需要に合わせるためのソリューションを見つけるために奮闘している。Kingは〈adidas〉にとって鍵となる戦略となる“消費者と強くつながること”、“その時々のニーズに合った製品を市場に出すスピード”は維持していきたいとコメントしている。〈adidas〉の最近のリリース、〈Rick Owens(リックオウエンス)や〈Raf Simons(ラフシモンズ)〉、Kanye West(カニエ・ウエスト)などとの関係性を見るだけで、このスポーツブランドはファッション好きの消費者がいま何を欲しているかを深く理解していることは明白である。UltraboostやNMDの人気が高まる現在、同社の将来はまだまだ成長を続けていくだろう。

Read Full Article
 
ニュースレターに登録して、“最新情報”を見逃さないようにしよう。

購読ボタンをクリックすることにより本サイトの利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。