自殺の名所である東尋坊が一変し、2017年の自殺者0人を継続している理由とは?
ラプラスやカイリューなどレアポケモンの出現が自殺を抑止
海食により岩肌が削られ、高さ約25メートルの岩壁が続く福井県・東尋坊は、国の天然記念物としてその荒々しい絶景が取り上げられる一方で、自殺の名所としても知られるスポットだが、2017年は自殺者0人を継続しているようだ。東尋坊は、NPO法人の立ち上げにより自殺者が減少傾向にあり、2014年には年間自殺者7人と初めて2桁を下回った。2015年は12人、2016年は14人と増加していたものの、今年は3月末の時点で未だ0人。その背景には『ポケモンGO』の人気があり、同所はラプラスやカイリューなどレアポケモンの巣として昼夜問わず多くのポケモントレーナーたちが集まることから、これが自殺防止につながっているという。『ポケモンGO』の開発元である「Niantic」も「プレーヤーが外に出ることで社会に良い効果がもたらせていると聞き、大変うれしく思っております」とコメント。しかし、『ポケモンGO』の人気が永続的に続く保証はなく、地元のNPO法人は巡回を続け、今後はドローンの導入も検討しているようだ。