Death Row Records 創設者のシュグ・ナイトが語る 2Pac の死の真相

2Pacが凶弾に倒れた1996年9月7日の本当のターゲットとは…

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アメリカ音楽史に残る最悪の事件としても語られる“ヒップホップ東西抗争”の末に命を落としたカリスマラッパー2人、2Pac(トゥパック)とThe Notorious B.I.G.(ザ・ノトーリアス・B.I.G.)。どちらとも1996年から97年にかけて何者かによる凶弾に倒れ、警察による捜査ではどちらの銃撃事件も未解決とされている忌まわしき事件である。そんな彼らの死からもう20年以上の月日が流れたが、2Pacがその抗争真っ只中に所属していた音楽レーベル「Death Row Records(デス・ロウ・レコード)」の創設者であり当時CEOのSuge Knight(シュグ・ナイト)が、ここに来て2Pacの死の真相に深く関わる言葉を発した。

The Independent』のレポートによると、2Pacがラスベガスにて友人のMike Tyson(マイク・タイソン)の試合を観戦後、その帰路にて横付けされた「Cadillac(キャデラック)」車から銃撃を受けた1996年9月7日の本当のターゲットはなんとSuge Knight自身だったとのこと。その日に4発の銃弾を被弾した2Pacは25歳の若さで同月13日に死亡してしまったのだが、Suge Knightの法定代理人が発表した彼の言葉によると、その2Pac殺害事件(Suge Knight殺害未遂事件)の黒幕は「Death Row Records」でかつてセキュリティー部門を担当していたReggie Wright Jr.(レジー・ライト・ジュニア)とその元妻Sharitha(シャリータ)。まだこれが完全な真相だと言い切ることはもちろんできないが、Reggie Wright Jr.とその元妻Sharithaが「Death Row Records」を乗っ取るためにSuge Knight殺害の陰謀を企て、結果として2Pacがその凶弾に倒れてしまったというストーリーが、かつての西海岸カリスマラッパーが死に至るまでの経緯だとされている。

先述の通りまだこの情報が真相だと言い切ることはできないが、もし事実であれば東西もクソもない本当にどうしようもない理由で世界は音楽シーンにおけるカリスマを失ってしまったことになる。こんなくだらないことで2Pacが死ななければBiggieが死ぬこともなく、もしかしたら“ヒップホップ東西抗争”も平和に終結して今でも彼らのヒップホップが…と、どうしても一音楽ファンとしては考えてしまうが、そんな夢物語を語ってもどうしようもないので、引き続き現在の音楽シーンを賑わすアーティストたちからの新ニュースの登場を楽しみに待とう。ちなみに、もし今彼らが生きていれば、2Pacは現在45歳でBiggieは44歳。

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