“Mr. PUMA” の異名を持つヘルムート・フィッシャーが案内する PUMA のアーカイブ保管室
ブランドの歴史が集約された秘密の部屋の内部に潜入
〈PUMA(プーマ)〉は“世界最速のスポーツブランド”として、バイエルン州ミッテルフランケン・ヘルツォーゲンアウラハを拠点に、世界のスポーツシーンを牽引してきた。特にフットボールシーンとは密接な関係にあり、1948年に誕生した〈PUMA〉初のスパイク・ATOM(アトム)は西ドイツにおける戦後初のゴールを決めた選手、Herbert Burdenski(ヘルベルト・ブルデンスキ)も着用したシューズで、その他にもDiego Maradona(ディエゴ・マラドーナ)やJohan Cruijff(ヨハン・クライフ)から、Gianluigi Buffon(ジャンルイジ・ブッフォン)、Sergio Agüero(セルヒオ・アグエロ)まで、その長い歴史の中で往年の名選手や現役を代表するスタープレーヤーの足元を支えてきた。
もちろん、フットボール以外のフィールドでも〈PUMA〉の信頼は厚い。バルセロナ五輪100m走金メダリストのLinford Christie(リンフォード・クリスティ)、世界最速の男であるUsain Bolt(ウサイン・ボルト)、ドイツのテニス界で黄金時代を築いたBoris Becker(ボリス・ベッカー)、ニューヨーク・ニックス史上最高のPG・Walter Frazier(ウォルト・フレイジャー)。彼らも〈PUMA〉のアスリートとして、その名を世界に轟かせてきた。
この〈PUMA〉の輝かしい歴史を、Helmut Fischer(ヘルムート・フィッシャー)抜きにしては語れない。1978年から同社に在籍し、現在は上級顧問としてこれまでの経験を若い世代へと伝えている彼は、“Mr. PUMA”の異名を持ち、長年本国の広告部門とスポーツマーケティング部門で重役を担ってきた〈PUMA〉のブレインだ。そんなFischerが、自身の所有するコレクションの保管室へ『HYPEBEAST』を招待してくれた。そこには1950年製の名もない〈PUMA〉初のトレーニングシューズや、年内の復刻が予定されているFast Rider、ROMAといった名作に加え、スケッチ、キャンペーンポスターなども保管されている。
スニーカーファン必見のFischer Roomは、上記のフォトギャラリーをチェック。また、その膨大な量のアーカイブの中から特別なスニーカーを数足ピックアップしてくれたので、こちらもお見逃しなく。
“Untitled” – 1950
Wilhelm Bungert – 1962
Roma – 1968
“Clyde” 1973
Fast Rider – 1978
Ralph Sampson – 1983
PUMA Disc – 1991
Jil Sander – 1998
Mostro – 1999
「PUMA Japan」のスニーカーキングこと野崎兵輔の〈PUMA〉コレクションは、こちら。













