Pen & Paper: Face
日本の大注目イラストレーターが登場
キャッチーかつアイロニカルでエロティックな作品が人気のイラストレーターFACE(フェイス)がPen & Paperに登場。『warp』、『houyhnhnm』、『BRUTUS』、『SNEEZE magazine』ほか国内外の多数のファッション誌、カルチャー誌、そして〈HUMAN MADE®〉、やAvi Gold(アヴィ・ゴールド)、〈PINTRILL(ピントリル)〉とのコラボレーションワークなどを手がける彼は、今や日本を代表する若手アーティストの1人。海外からも注目を浴びる彼が今回自宅にて、これまでのアーカイヴ作品やZINE、そして『HYPEBEAST』のために書き下ろしたイラストを披露してくれた。
本格的に手書きのイラストを描き始めたのは2014年というFACE氏。単色からカラフルな作品、テクスチャーまでさまざまだが、「一度何かプロジェクトをしたら、次はそれを超えるものをつくりたい」と話す彼。常に表現方法を模索し、作品を進化させ続けているのはそのせいだろう。また、どこかで見たことがあるような親近感を覚える絶妙なサンプリングチョイスに心を奪われるファンも多いが、FACE氏曰く「例えば誰でも知ってる映画のキャラクターをサンプリングしたら人目を引けるかもしれないけど、それってそのキャラの引力で、僕の絵の力とは違う要素なんじゃないかなと思っちゃうんです。それよりも、一見よくわからないマニアックなものや、他の誰も気にしないようなニッチなものをサンプリングする方がおもしろいし、自分が出せている気がするんですよね」と語る。企業でのグラフィック制作というコマーシャル感のあるバックグラウンドを持つ故、作品を作るときはなるべくその商業的思考を出さずにものを作るようにしていると言うが、彼の持つアートとコマーシャルの絶妙なバランスが、ジャンルも国境も超え多くの人々を惹きつけている理由のひとつのようだ。
無個性ながら印象的な表情のキャラクターたちと共に、これからもさらに進化してゆくFACE氏の今後の活動に注目しよう。Instagramとオフィシャルサイトのチェックもお忘れなく。現在は、渋谷の『BEAMS MEN』内にて4月23日(日)まで個展を開催中。6月末にはヨーロッパでの展示も控えているのでお楽しみに。

















