Gucci が 50% もの売上アップを記録
ついに〈Saint Laurent〉をも追い抜く
Alessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)がクリエイティブディレクターに就任して以来、ブランドイメージの立て直しを図ってきた〈Gucci(グッチ)〉。結果このラグジュアリーなイタリアンブランドは、ファッション界のクリエイティブとビジネスの頂点へと駆け昇ることへ。その上昇ぶりは最新の売上高によっても証明されている。2017年の第一四半期には記録的な48.3%の伸び率を見せ、すべての地域と製品カテゴリーで販売の改善が見られた。卸売業は37%増加し、小売の売上は34%増加した。これは、同じく「Kering(ケリング)」社傘下のファッションハウス〈Saint Laurent(サン ローラン)〉を上回る売上となった。〈Saint Laurent〉はクリエイティブディレクターにHedi Slimane(エディ・スリマン)が就任した際(現在は退任)、同様にブランドイメージの再構築が行われ、これまでは〈Gucci〉を上回る売上を誇っていた。〈Gucci〉、〈Saint Laurent〉(この四半期売上は33%増)どちらも、親会社である「Kering」に多大なる売上貢献をし、収益は28.6%増の39億ドルとなった。