バンコク屋台のストリートフードはもう食べられない?!

市の美化衛生計画に基づきストリートベンダーに全面撤退令

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タイの首都バンコクの街に広がる屋台は、2年連続で『CNN』が選ぶ“Best City Street Food”に選ばれるほどの人気スポット。しかし皮肉なことに、バンコクの行政機関が市内の主要道路での路上販売を禁止することを発表した。市内の美化と衛生面の向上を目的としたこの条例により、バンコク名物ストリートフードは広範囲において姿を消すこととなるようだ。バンコク知事のチーフアドバイザーWanlop Suwandee(ワンロップ・スワンディー)は取材に対し、「現在当局により、バンコク市内50の地域すべてから露店を排除する動きが始まっています。- この動きに休止措置はありません。全てのベンダーは立ち退かなくてはいけません」と発表した。

土産物やブートアイテムを売る店など、様々な路上販売ビジネスとともに消えてしまうストリートフード。アメリカの著名なシェフAnthony Bourdain(アンソニー・ボーディン)は自身の番組『No Reservations(邦題:アンソニー世界を喰らう)』で過去に、最高のパッタイが食べられるのはファンシーなレストランではなくストリートであるとコメントしていたようだが、そのベンダーも見つからなくなってしまうようだ。この美化計画が、タイ経済の15%を支えているという観光ビジネスに今後どのような影響をもたらすのかが注目されている。

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