アメリカで構想が発表された宇宙吊り下げ式超高層ビル『Analemma Tower』とは......

建物の概念を文字通り逆さまにひっくり返す驚きの構想が登場

デザイン
10,811 Hypes

アメリカ・ニューヨークにある建築事務所「Clouds Architecture Office」が発表した話題のコンセプトをご紹介。

『Analemma Tower(アナレンマ タワー)』と名付けられたその超高層ビルの構想とは、なんと上空5万kmの宇宙空間に浮かぶ地球を周回する“小惑星からビルを吊り下げる”というもの。地球の地面と一切接地点を持たず、建物の概念を文字通りひっくり返したそのビルは、“ホーム”と呼ばれる都市の上空を拠点に、小惑星が乗る八の字型の軌道に従って北半球と南半球を常に往復するものになるようだ。ちなみにその“ホーム”の都市にはアメリカより断然建築費が安いという理由からドバイが提案されている。

『CNN』の取材によると、その建材には軽くて耐久性に優れたカーボン素材やアルミを用い、電力は宇宙空間に設置したソーラーパネルから供給、水は空中の雲や雨から取り込んだ水分を循環して使用することが想定されているとのこと。ちなみに、そのビル最上部の高度は約32,000メートルにも達し、その空中移動の最大時速は約480キロにもなる模様。

その構想自体が普通の考えとはかけ離れすぎてかなりぶっ飛びすぎたものに思えるこの『Analemma Tower』。しかしもしこの構想が実現してそこに実際に住むことになれば(気軽にお出かけなんてことはまず無理だろうが)、地上の地震や津波や洪水などの災害からは開放されるということになるのだろう。何はともあれまずは上のプレーヤーよりその壮大なロマンを秘めた構想をチェックしてみよう。

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Architecture Office
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