ヒップホップ史に欠かせないグリルの歴史を3分弱でプレイバック

『National Geographic』が教えてくれるグリルズヒストリー

ファッション
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ここ20年以上、グリルはラッパーやヒップホップカルチャーに通じる人達の成功の証として知られている。しかし、グリル文化が古代マヤ文明の頃から存在していたのはご存知だろうか? 古代の人も現在と同じように、富の象徴として金に輝くグリルを付けていたようだが、アメリカ国内でのグリルの発展は意外なルートだった。1980年代のアメリカにおいて、アフリカからの移民コミュニティは経済的困窮の中にいた。そして皮肉にもそんな状況下で虫歯治療の歯の詰め物として一番安かったのが金なのだ。よって、ブルックリンやブロンクスに住んでいた黒人をはじめとする人々が金の歯を持つようになり、やがてそれはニューヨークのファッションステートメントとなる。これと時期を同じくして貧しいコミュニティーから音楽業界に台頭していったヒップホップアーティストたちが、自らのバックグラウンドと成功を同時に象徴するものとしてグリルを身につけるようになった。そして90年代がやってくると、ベトナムからの移民として成功したJohnny Dang(ジョニー・ダン)が、“Bling”バージョンのグリルを作り始め、グリスマスターと呼ばれるようになった。Ashanti(アシャンティ)やPaul Wall(ポール・ウォール)らも登場する『National Geographic』によるグリルヒストリービデオを、上のプレーヤーよりチェックしてみよう。

Johnny DangがTravis Scott(トラヴィス・スコット)のために製作したカラフルなブリンブリンのグリルはこちらより。

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