英国発の気鋭スケートカンパニー PALACE のルーツ&ゆかりの才能たち

〈PALACE〉ファミリーの血筋、そして彼らが手がけるサイドギグをご紹介

ファッション 
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いまや世界のストリートウエアシーンやスケートカルチャーを語る上で外せない存在となった〈PALACE(パレス)〉。2009年にLev Tanju(レヴ・タンジュ)がロンドンにて設立したその気鋭スケートカンパニーは、そのアパレルアイテムが〈Supreme(シュプリーム)〉でも取り扱われたこともあって瞬く間に世界中のストリートカルチャーファンやスケーターを魅了した。そのアイコニックな三角形のTri-Fergロゴは〈PALACE〉の名を知らない人でも一度くらいは街中やWeb上で見たことがあるのではないだろうか。

adidas(アディダス)〉や〈Reebok(リーボック)〉、〈Umbro(アンブロ)〉などといった名だたるスポーツブランドとのコラボレーションも果たし、世界中のファッショニスタに愛される『Dover Street Market』でも取り扱われ、ますますその地位を確固たるものにする〈PALACE〉だが、その前身はBlondey McCoy(ブロンディ・マッコイ)やLucien Clarke(ルシアン・クラーク)などのスケーターを含むPalace Wayward Boys Choir(PWBC)と名付けられた小さなクリエイティブクルー。そのPWBCのメンバーにも名を連ね、“PWBC”の文字を腕にタトゥーとして刻むJames Edson(ジェームス・エドソン)は、過去『DAZED』のインタビューに対してそのルーツを以下のように語っている。

最初は俺ら9人がたむろしてた3ベッドルームの家から始まったんだ。クソみたいな場所だったんだけど俺らはそこをフザケて“The Palace(宮殿)”って呼んでてね。ウォータールー地区に俺らの拠点を移した頃からかな、仲間のうちの1人のStuart Hammond(スチュアート・ハモンド)が俺ら自身のことをPalace Wayward Boys Choir(Waywardは“わがままな”の意、Choirは“聖歌隊”の意)ってフザケて呼び始めたんだ。俺らは自分たちのことを“スケートギャング”なんて自称するような気取ったグループなんかじゃないぜ。分かるだろ?単なる仲間で集まった悪ノリ集団だったんだ。

そんなPWBCをルーツに持つ〈PALACE〉だが、その構成メンバーの現在の活動は〈PALACE〉以外にも多岐にわたる。そこで本ポストでは、ロンドンを拠点にワールドワイドな人気を誇るそんな気鋭スケートカンパニー〈PALACE〉のクリエイティブチームとしての構成メンバーや、彼らが展開するサイドプロジェクト・個人活動をご紹介。


Blondey McCoy(ブロンディ・マッコイ)– Thames London


Blondey McCoy(ブロンディ・マッコイ)は様々なメディアにも露出する〈PALACE〉の顔とも言える存在の人物。弱冠20歳でアーティストとしても世界から注目を集める彼は約4年前から〈Thames London(テムズ ロンドン)〉と名付けられた自身のクロージングレーベルを手掛けている。言うまでもなくその名の由来はロンドンと海を繋ぐテムズ川であり、『DAZED』のインタビューに対し、“俺はサウスウェスト地域の出身で、スケートはサウスバンク(テムズ川の南岸の地域)で覚えたんだ。だから俺にとってテムズ川ってのはとても身近な存在なんだよね”と答えている。〈Thames London〉の最新ルックブックはこちらよりチェック。

Greg Finch(グレッグ・フィンチ)– Life’s a Beach


Life’s a Beach(ライフスアビーチ)〉は1980年代に人気を誇ったアパレルブランド。そのブランドのライセンスが売りに出されたとき、南アフリカ共和国にルーツを持つ元プロスケーターのGreg Finch(グレッグ・フィンチ)はその機会を逃さず、彼の仲間であるMelvyn De Villiers(メルヴィン・デ・ヴィリエ)やFergus Purcell(ファーガス・パーセル)らと共にその息を吹き返させた。〈PALACE〉とGregとの関係は、〈PALACE〉の創設者のひとりであるGarethという人物と彼が過去にオフィスをシェアしてたことにはじまる。彼は〈PALACE〉のアドバタイジングやウエアアイテムの生産を陰ながら支えた陰の立役者といえるだろう。〈Life’s a Beach〉の2017年春夏コレクションはこちらよりチェック。

Daniel Kinloch(ダニエル・キンロック)& James Edson(ジェームス・エドソン)- Wayward London


〈PALACE〉と同様に、Palace Wayward Boys Choirにルーツを持つブランドが実はもう1つある。PWBCのオリジナルメンバーである“Snowy”ことDaniel Kinloch(ダニエル・キンロック)とJames Edson(ジェームス・エドソン)のふたりが手掛けているのがその〈Wayward London(ウェイワード・ロンドン)〉だ。そのプロダクトが放つダークでアイロニック(皮肉的)な雰囲気は〈PALACE〉よりもPWBCに近い存在だといっても良いのかもしれない。そのアイテムはブランドのオフィシャルWebサイトよりチェックしてみよう。

Fergus Purcell(ファーガス・パーセル)– Aries


先述のGreg Finch(グレッグ・フィンチ)のテキスト欄にも登場したFergus Purcell(ファーガス・パーセル)は〈PALACE〉所属のスケーターではないが、〈PALACE〉を語る上で外すことはできないキーパーソン。ストリートヘッズが憧れるそのアイコニックなTri-Fergロゴを生み出し、そして〈PALACE〉のシンボルに仕立て上げた張本人だ。Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)をはじめとする著名デザイナーと共に仕事をした経験も持つFergusは、デザイナーSofia Prantera(ソフィア・プランテラ)と共にウィメンズクロージングレーベル〈Aries(アリエス)〉も手掛けている。

Lucien Clarke(ルシアン・クラーク)- Pro Model for Supra


Blondey McCoy(ブロンディ・マッコイ)と共に〈PALACE〉の顔とも言えるもう1人の存在がこのLucien Clarke(ルシアン・クラーク)。〈Supreme〉のルックで彼を知る人も多いであろう彼は、フットウエアブランド〈SUPRA(スープラ)〉から、自身のプロモデルとして画期的なスケートシューズ「SHIFTER」、また〈PALACE〉の前身クルーであるPalace Wayward Boys Choirの名を冠した1足「PWBC QUATTRO」をリリースしている。〈Supra〉からリリースされたLucien Clarkeにフィーチャーしたスケートクリップはこちらよりチェック。

Danny Brady(ダニー・ブレディー)– Lakai Salford

〈PALACE〉チームに所属するスケーターDanny Brady(ダニー・ブレディー)は、アメリカのスケートシューズブランド〈Lakai(ラカイ)〉より自身のシグネチャースケートシューズ「Salford」をリリース。ブランドの名作「Manchester」をベースにしたその1足は、世界中のスケーターからも人気の1足だ。ちなみにそのモデルの名であるSalfordとは、Dannyの父親の出身地であるイギリス・マンチェスター内のサルフォード地区から取ったとのこと。

Ben Drury(ベン・ドラリー)- Art Direction


Ben Drury(ベン・ドラリー)はファッションや音楽からアートや建築に至るまで幅広いフィールドで活躍するアーティストであり、〈Nike(ナイキ)〉や「Microsoft(マイクロソフト)」社の名もそのクライアントリストの中に持つ人気グラフィックデザイナー。数々の著名デザイナーを輩出している名門校セントラル・セント・マーチンズを卒業し、イギリスの有名音楽レーベル「Mo’ Wax」にヴィジュアル・ディレクターとして勤めていた経験も持つ彼は、上の画像にある2つを含む数々のグラフィックモチーフを〈PALACE〉に提供してきている。

Will Bankhead(ウィル・バンクヘッド)– The Trilogy Tapes


先述したイギリスの音楽レーベル「Mo’ Wax」でメイン・ヴィジュアル・ディレクターとしてBen Drury(ベン・ドラリー)と共に働いた経験も持つWill Bankhead(ウィル・バンクヘッド)は、〈PALACE〉の創設者であるLev Tanju(レヴ・タンジュ)と旧知の間柄。そんな彼が現在手がけるのがオリジナルのアパレルアイテムもリリースしている音楽レーベルの「The Trilogy Tapes(TTT、ザ・トリロジー・テープス)」だ。「TTT」と〈PALACE〉はタッグを組んでサブレーベルを始動させており、これまでに複数のEPをリリースしてきている。

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