エロルソン・ヒューが ACRONYM のバックボーンとその思想にについて言及
「NIGO®、高橋盾、藤原ヒロシがコラボレーションという概念を生み出した」
カナダ出身のデザイナーErrolson Hugh(エロルソン・ヒュー)は、ファッション界で確固たる地位を確立した。彼のベルリン発のテックウエアカンパニー〈ACRONYM(アクロニウム)〉は、ファッション業界でも屈指のクールかつ入手困難なアウターウエア、パンツ、シューズ類をリリースしている。しかし、〈ACRONYM〉がブランド開始当初からそのような絶対的な存在であったわけではない。先月発売された〈Nike(ナイキ)〉の「Air Force 1 Downtown」のリリース前に、Hughは『SSENSE』マガジンのインタビューに答え、幼い時に受けた武道のデザインへの影響、カナダでの疎外感、〈ACRONYM〉の設立、伝説的な日本人デザイナーたち、そして人々から誤解されている〈ACRONYM〉が少量生産である理由について話した。
インタビューの抜粋を下で、フルバージョンはこちらでチェックしよう。
空手から学んだこと:
武術は独立と自分自身の判断を信じることを促してくれます。 自分が頭の中で考えている以上のことを出来ると、実際に身をもって気付けるのです。精神論というのは現実にも当てはまります。特に起業家やファッション業界に身を置くものとっては大切な理論です。
カナダについて:
私にとってカナダは自分が部外者であるということを痛いほど突きつけ、疎外感を抱かせる場所でした。アジア系の子供は私と兄弟、もう1人いるかいないか。黒人の子も1人だけでした。大抵の子供はホッケー選手やオイル業界で働くことを夢見ていて、主な仕事もそれくらいだったのです。ファッションデザイナーになるという夢は、宇宙飛行士になるのと同じくらい非現実的でした。
元交際相手であり現パートナーのMichaela Sachenbacherv(ミハエル・サッチェンバッハー)について:
表舞台には私しか立ちませんが、〈ACRONYM〉の美学は我々2人で定義しています。彼女が共同オーナーでなければ、今の〈ACRONYM〉は存在しないでしょう。彼女のことは18歳の時から知っており、今までの人生で私に1番ものごとを教えてくれた人です。
ブランドについて:
〈ACRONYM〉のコンセプトは明確です。コンパクトで使いやすいものを作っています。複雑なものをコンパクトな方法論で表現するのです。それは誰もがアパレル業界で目指していることです。
〈ACRYONYM〉とファッション業界の関係性:
平行線上に存在していると言っても過言ではありません。時として交わることもありますが、大抵の場合、我々とその他の人とではやり方が全く違います。それが我々の強みでも、弱みでもあります。強みとは、業界とはかけ離れたところに存在しているので、自分自身の方法論を確立できて、オリジナリティーが生まれるという点です。一方の弱みとはつまり、自分の目的のために結局業界の中に存在せざるを得ないということです。業界そのものの限界で自らが制限されるだけでなく、業界の中で活動するという一見利点がありそうな行動からも特に得られるものはないのです。
両親からの建築的な影響:
形能は機能に従う、合目的性などの広範囲な建築的発想を学びました。私たち兄弟はそれらの発想のもとに育ち、それをアパレルに活かすのはごく自然なことだったのです。
Hughのアイテムが全て少量生産で高額な理由の誤解について:
我々が使用する素材には、それを使用する明確な理由があり、それが偶然高価であるだけなのです。原価が高いので、必然的に定価も高くなります。わざと少量生産にしたり、高価にしているわけではありません。我々は良いものを作ろうとしているだけです。マーケティング戦略でもありません。
ストリートウエアと日本のファッションレジェンドであるNIGO®、高橋盾、藤原ヒロシについて:
我々が今のストリートウエアで当たり前に思っていることは全て彼らが起源です。彼らは仲間で、共に働き、コラボレーションの概念を生み出したのです。


















