Honda の新型 Civic Type R の市販モデルが遂にベールを脱ぐ
クルマ好きの期待に応える3種類のドライビングモードを搭載したシリーズ最高傑作
昨年の「パリモーターショー2016」でプロトタイプをお披露目した5代目「Civic Type R」の市販モデルが、「ジュネーブモーターショー2017」で遂にベールを脱いだ。4ドア仕様の新型Type Rは、日常でのドライビングからスポーティーな走行までに対応するホットハッチ。同車体はプロダクションモデルながらも、20インチホイール、ブレンボ社製ブレーキ、後部のトリプルエキゾースト、そして無骨なウイングといったディテールが維持されており、日本やヨーロッパはもちろんのこと、ファンの期待に応えて北米にも初出荷される予定だ。
最高出力320馬力、最大トルク400N・mを誇る新世代の2リッターVTECターボエンジンを積んだこのFWDは、トランスミッションに6速マニュアルを搭載し、スポーツモード、+Rモード、コンフォートモードの全3種類のドライビングモードを用意。このモード切り替えにより、アダプティブダンパー、操舵力、スロットルレスポンスなどを必要に応じて最適化することができる。また、先代モデルと比較してねじれ剛性が38%が向上したほか、リアサスペンションにマルチリンク式を新たに採用したことや、エアロダイナミクス性能をより高めたエクステリアデザインなども影響し、運動性能も大幅にアップデートされた。
5代目「Civic Type R」は、「Honda of the U.K. Manufacturing Ltd.」で生産され、2017年夏より欧州と日本・北米を含む世界各国で販売を開始する予定。