Supreme 2017年春夏コレクションにラインアップする “オバマ” デザインのバックストーリー
そのキャッチーなデザインのルーツは2009年のガーナ共和国にまで遡る
先日〈Supreme(シュプリーム)〉の最新コレクションが発表されたが、そのラインアップの中でも特にキャッチーなアイテムは、第44代アメリカ合衆国大統領Barack Obama(バラク・オバマ)氏の顔写真が全体に配されたジャケット・パンツ・シャツからなる“オバマ”ウエアアイテムの数々だろう。過ぎ去った大統領選においては反トランプ・ヒラリー派のスタンスを取っていた〈Supreme〉が前大統領のオバマ氏に敬意を示したこのアイテムだが、そうやらデザインの背後には多くの人が知らないストーリーがあるようだ。
一見ユーモラスなものにも思えるそのデザインのルーツは、オバマ氏がまだ合衆国大統領になって間もない2009年にまで遡る。当時イタリアで開催されたG8首脳会議に出席後、家族と共にアフリカ西部のガーナ共和国を訪れたオバマ氏は、そこでガーナ国民から手厚い歓迎を受けた。このガーナ訪問は多くのメディアによって初の黒人大統領であるオバマ氏や黒人であるミシェル夫人にとっての“里帰り(Homecoming)”と表現され、現地のガーナ人たちもオバマ一家に対する歓迎の意向を示すために数多くの「カンガ」というガーナの伝統的な布生地を製作した。そしてその際に製作された「カンガ」こそ、民族的なテイストのパターンの上にオバマ氏の顔写真を施したものであり、今回〈Supreme〉がその最新コレクションにラインアップするウエアアイテムに落とし込んだデザインソースとなったものなのである。
度々政治的なメッセージをそこに含むアイテムをリリースしていることでも有名な〈Supreme〉。2005年に登場した“FUCK BUSH”ステッカーに続く“FUCK TRUMP”アイテムあたりの登場を期待しつつ、〈Louis Vuitton(ルイヴィトン)〉とのビッグコラボレーションも注目を集め続ける世界的ストリートウエアブランドの動向に今後も注目していこう。






















