イギリス発の STUDIO NICHOLSON が2017年秋冬よりメンズコレクションをスタート
〈Fred Perry〉で〈Raf Simons〉、〈COMME des GARÇONS〉、ドレイクらとプロジェクトを展開したチャーリー・メラーをプロダクトデザイナーに招聘
















日本国内でも厚く支持される〈STUDIO NICHOLSON(スタジオ ニコルソン)〉のNick Wakeman(ニック・ウェイクマン)は、ブランド設立以降、紳士服独特のドレッシーさやシルエットなど、メンズ的要素をコレクションに落とし込み、現代の女性に向けてクリーン且つ上品なワードローブを提案してきた。そのイギリス発のブランドが、デビュー7年目にして、2017年秋冬コレクションより本格的にメンズ展開をスタートする。
〈STUDIO NICHOLSON〉はそのプロダクトデザイナーとして、〈Fred Perry(フレッド ペリー)〉在籍時に〈Raf Simons(ラフ シモンズ)〉、〈COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)〉、Drake(ドレイク)らとプロジェクトを展開してきたCharlie Mellor(チャーリー・メラー)を招聘。今回のデビューコレクションでは“Nostalgi”をテーマに掲げ、フレッシュなエレメントをバランスよく注ぎ込みながら、デザイナー本人が通ってきたユースカルチャーやサブカルチャーに思いを馳せている。また、ロンドンメイドのデニム、ニット、アウターウエアに加え、30回以上ウォッシュをかけたイタリア製のエジプト綿や、二重の糸で作られている生地・end on end、さらには1837年創業のイギリスの名門ミル「Abraham Moon」の素材を採用するなど、〈STUDIO NICHOLSON〉がこれまで大切にしてきた製作ファクターを踏襲。変化、奥行きと共にストーリー性を持たせ、90年代という時代を表現した2017年秋冬コレクションは、これまでリーチしなかったメンズたちへの自己紹介とも言える説得力のあるラインアップとなった。
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