移民によるアートを撤去した美術館の意図とは?

マサチューセッツの『The Davis Museum』が行ったトランプ政権への抗議活動

アート
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マサチューセッツ州の私立大学、ウェルズリー大学にある美術館『The Davis Museum』。このアートミュージアムは、アメリカの祝日であるワシントン誕生日(通称Presidents’ Day)の週末より、トランプ政権が行った突然の入国制限令に対しての抗議の意を示すアクションを行った。“Art-Less”と称したこの行為は、館内にある美術作品の中で、移民により制作されたもの、または移民から寄贈されたものを撤去、もしくはカバーするというもの。アートの分野においてだけでも、移民がどれだけアメリカに貢献してきたかを示すための行為のようだ。撤去された作品の中には、スイスからの移民画家、Adolf Ulrik Wertmüller(アドルフ・ウルリッヒ・ヴェルトミューラー)による有名なGeorge Washington(ジョージ・ワシントン)の肖像画も含まれている。

現在美術館が所有するおよそ約20%、120点の移民による美術作品が展示場所から消え、代わって“Given by an Immigrant(移民より寄贈)”または“Made by an Immigrant(移民により制作)”というサインが設置されている。『The Davis Museum』は同時に、このアクションに賛同する施設を募り、ハッシュタグ付きのサインのテンプレートも提供している。

Davis Museum
Wellesley College Science Center
106 Central St.
Wellesley, MA 02481

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