サッカー史に残るピッチ上の芸術家 アンドレア・ピルロが現役引退
唯一無二の天才レジスタの別れにブッフォンやトッティといった盟友たちからも最大限の賛辞が届く

ニューヨーク・シティに所属する元イタリア代表MF、Andrea Pirlo(アンドレア・ピルロ)がメジャーリーグサッカー(MLS)イースタン・カンファレンスプレーオフ準決勝2ndレグのコロンバス・クルー戦を最後にスパイクを脱ぐこととなった。Pirloは自身のTwitterで、キャリアを通して自身をサポートしてくれた全ての人に心からの感謝を伝えている。
MLSでの最後の試合だった。僕のNYFCでの時間が終わりを迎えるにあたり、手短だけど伝えたいことがあるんだ。この素晴らしい街で僕に優しく接し、サポートしてくれた全ての人に「ありがとう」と言わないといけない。かけがえのないサポーターのみんな、ありがとう。コーチ陣、そして仕事を陰から支えてくれたすべての人たち、ありがとう。もちろん、僕のチームメイトにも感謝しているよ。NYでの僕の旅のみならず、僕のサッカー選手としての旅も終わりを迎えるんだ。だから、僕はいつも僕をサポートし、絶えず愛を感じさせてくれた家族と僕の子供、プレーすることに誇りを感じた全てのチーム、共にプレーする喜びを共有したチームメイトたち、僕のキャリアを最高のものにしてくれた全ての人々、そして大事なことを言い忘れていたけど、僕をサポートしてくれた世界中のファンみんなに、この機会を与えてくれたことを感謝している。これからも僕はみんなと共にあり続け、僕の心に残り続けるよ。
Pirloは現役選手で唯一“レジスタ”と形容される選手であり、サッカー界最後のアーティスト。セリエAのリーグ制覇、UEFAチャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップ、FIFAワールドカップなど、キャリアにおいて獲得してきたタイトルの数々が、彼が唯一無二の存在であることを証明しているだろう。Pirloの引退を受けて、古巣のユベントスやACミラン、そしてGianluigi Buffon(ジャンルイジ・ブッフォン)、Francesco Totti(フランチェスコ・トッティ)、Alessandro Nesta(アレッサンドロ・ネスタ)、Mario Balotelli(マリオ・バロテッリ)といった盟友たちも最大限の賛辞を送っている。
最後に稀代のマエストロがピッチの上で我々に感動を与えてくれた名プレーを下のプレーヤーから振り返ろう。
ありがとう、Andrea Pirlo。