Eminem がニュージーランドの政党を相手取って起こした著作権裁判の結果は?
訴えの内容は、代表曲“Lose Yourself”に酷似した楽曲をニュージーランドの国民党がCM内で無断使用したというもの
白人ラッパーのパイオニア的存在としてヒップホップシーンにその名を轟かし、先日開催された「BET Awards 2017」では現米大統領であるDonald Trump(ドナルド・トランプ)を痛烈に批判するフリースタイルラップを披露したことでも注目を集めたEminem(エミネム)。彼の一番の代表曲といえば2002年にリリースされ、自身主演の映画『8 Mile』の主題歌としてもお馴染みの“Lose Yourself”であることは言わずもがなだろう。
そしてEminemは今春、その“Lose Yourself”に酷似した楽曲をニュージーランドの政党である国民党がキャンペーン映像内で無断使用したして、同党を著作権侵害で提訴していたのだが、今回裁判所がEminemの訴えを認め、ニュージーランド国民党に60万NZドル(約4,710万円)の損害賠償を命じたことが明らかになった。2014年に同党が選挙キャンペーンの一環としてテレビコマーシャルで使用したその楽曲のタイトルは“Eminem Esque”。英単語“Esque”とは日本語で“〜風”という意味を持つ言葉であり、直訳すると“エミネム風”というなんとも直球なタイトルになる。まずは上からその実際のコマーシャル映像とその“エミネム風”と題された楽曲をチェックしてみよう。
併せて、街中に張り出された医薬品の広告に見える巨大看板が実はEminemの新作アルバムのプロモーションの一環だったという注目ニュースもこちらよりチェック。