多様性に挑んだ Vetements 2017年秋冬コレクション
服よりもモデルの多様性にフォーカス
ショウ前から斬新なコレクションを披露してくれるのではないかと、大いに期待されていた〈Vetements(ヴェトモン)〉の2017年秋冬コレクション。パリのポンピドーセンターで開催されたショウのファーストルックはファーコートを羽織ったシルバーヘアのマダムが飾り、来場者をスタートから圧倒。今季は性別、人種、体型、年齢関係なく、さまざまな人たちがモダニティあふれる最新コレクションを着て、ランウェイを颯爽と歩いたのであった。
今季はモデルに限らず、多様性豊かなルックが多く登場。ファー、レザー、デニム、PVCなどの素材類を用いたコート、シャツ、パンツ、スカート、ドレスなど、今までよりも幅広い素材とシルエットが登場するコレクションとなった。またブランドが得意とするオーバーサイズ感とディテールへの繊細さも健在。そんな中、最も注目を集めたルックといえば、ファイナルルックとして登場したオールホワイトのウェディングドレスであろう。またネクタイをベルト代わりに巻いたローブルック、90年代の〈Tommy Hilfiger(トミー・ヒルフィガー)からインスパイアを受けたと思われるオーバーサイズのブルージャケットとネイビーのフーディールック、そして00代の〈FUBU(フブ)〉からインスパイアされたと思われる赤のブランドロゴがアクセントとなったオールブラックルックなど、ストリートタッチが添えられたスタイリングからも目が離せない。
下記からフロントロウに座ったG-DRAGON(ジードラゴン)が、自身のInstagramにアップしたインビテーションの写真をチェックしてみよう。