UFC代表 デイナ・ホワイトの手により、メイウェザー vs マクレガーは白紙に？

格闘技界は今、無敗のまま引退した伝説のボクサー・Floyd Mayweather（フロイド・メイウェザー）対MMA格闘家・Conor McGregor（コナー・マクレガー）の実現に大きな注目が集まっている。これまで数々の挑発を行い、自信を誇示するかのようにボクシングライセンスを取得したMcGregorだが、対するMayweatherも「大部分の人が、俺とConor McGregorの対戦が実現すると思っているはずだ。試合は145lbs〜150lbs（ウェルター級またはスーパー・ウェルター級）で行われるだろう」と冷静な対応しながら、試合の開催を示唆する発言をしている。だが、対戦を実現するには、UFC代表・Dana White（デイナ・ホワイト）のGOサインが必要不可欠だ。

しかし、実現すれば史上最高額の一戦と推測されているこの対決は、彼の手によって白紙に戻るかもしれない。Whiteは、1月28日（現地時間）に開催された「UFC Fight Night Denver」の後に、「私は（2人の対戦について）日曜日にThom Brady（トム・ブレイディ/NFL屈指のクウォーターバック）が控えになることと同じぐらいの可能性しか存在しないと思っています」と発言。同チェアマンは以前、「Floydよ、これが真のオファーというものだ」と約58億円を支払う構えを見せていたが、Mayweatherのとある嘘により考えを変えたという。「彼はデタラメばかり言っており、オファーを提示したと言ったが、これも嘘だ。だから、私は真のオファーを用意した。あれこそ本当のオファーだったんだよ」と続けている。

また、McGregorが協会に対して不満をあらわにしたことにより、関係性は悪化したようで、「あれは大失敗だったね」と反応。両者の動向を見る限り、対戦はまもなくかと思われていたが、今回のWhiteの発言で雲行きは怪しくなってきた。