東京オリンピックのメダルはスマートフォンをリサイクルして製造?
都市鉱脈と呼ばれる日本が“持続可能な未来”をアピールか
数々のドラマが誕生したリオ五輪は閉幕したが、地球の裏側の東京ではすでに2020年大会の準備が進行している。閉会式では「安倍晋三」総理大臣がマリオに変装して土管から登場するというパフォーマンスで会場を沸かせるなど、4年後の開催でも国色を全面的に押し出したもてなしがされることになるだろう。また、『NIKKEI ASIAN REVIEW』の報道によると、“都市鉱脈”とも呼ばれる日本はスマートフォンを含む廃棄になった小型電子機器の宝庫であり、東京オリンピック/パラリンピックではこれらから回収した金/銀/銅で各種メダルを製造する計画があるという。同案は日本が目指す“持続可能な未来”という観点から議論され、会議にはオリンピック委員会のほかに、環境省や東京都、他の一般企業も参加した。
なお、2012年のロンドンオリンピックでは、金9,6kg、銀1,210kg、銅700kgを使用してメダルが製造されたが、日本は2014年の1年間で金143kg、銀1,566kg、銅1,112tという莫大な量の回収に成功している。