世界で最も貴重な LAND CRUISER のひとつとされるレアカーをチェック

1967年に全世界5000台限定で生産されたレアカー「FJ45LV」が「The FJ Company」によってその息を吹き返す

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日本が世界に誇る自動車メーカー「TOYOTA」社の名車「LAND CRUISER(ランドクルーザー)」、通称“ランクル”。その無骨なデザインと走破性や耐久性などの機能性の高さで、現在では日本のみならず世界中の国々で男子や女子の憧れの的となっている名車だが、その源流は1951年に米軍と警察予備隊の要請によって誕生した「トヨタジープBJ」であり、「TOYOTA」の現在のラインアップの中では最も長い歴史を持つ由緒正しいモデルという側面も持ち合わせている。

そんな世界中で大きな人気を誇る「LAND CRUISER」だが、1967年に発売された「FJ45LV」は全世界5000台限定で生産された(アメリカ国内に流入してきたのは1000台のみ)こともあり、今日では最もレアな「LAND CRUISER」のひとつとされている。そして今回、今から約50年前に発売された名車中の名車が完璧にリストアされたスペシャルモデルが登場。この貴重なモデルのルーツとなったのはアメリカ・モンタナ州に住む1人のアメリカ人男性。彼は使い古して廃車寸前となったボロボロの「FJ45LV」を全てオリジナルのパーツでリストアしようと試みたが、最終的にその計画は頓挫し、未完成のままの車両を売りに出したところ「TOYOTA」車のリストアを手掛ける「The FJ Company」によって発見・購入されたのだ。「The FJ Company」はそのボロボロの「FJ45LV」を、オリジナルのエンジンやトランスミッションを取り替えることなく、現在ではなかなか目にかかることのない貴重なパーツを集めて完璧にリストアし、鮮やかなブルーとホワイトのカラーブロックデザインをエクステリアに施し、インテリアは淡いブルーとグレイカラーを用いて仕上げたのである。

お金持ちの方は是非この車両を日本に、と言いたいところだが、残念ながらこのスペシャルな「FJ45LV」は売り物ではないようだ。しかし8月中の間はカリフォルニア州・カーメルで開催されているクラシックカーの美しさを競うコンクール「Concours on the Avenue」にて、11月にはラスベガスで開催される「SEMA Show」にて展示されるそうなので、会期中に近くを訪れる予定のある方は是非その貴重な姿を自身の目でチェックしてみてはいかがだろうか。

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