日本のオーディオマニアたちはなぜ、自家用の電柱を立てるのか
40,000ドル以上かける価値はどこに?
音楽を聴くのにも、映画を観るのにも、ハイクオリティの音響で楽しみたいもの。高性能のスピーカーや音響機材を買っても、度々EMI(電磁妨害)に直面しては意味がないであろう。そこで音にこだわるオーディオマニアたちが多い日本では、EMIを阻止するために最近、自家用の電柱を建てる人が増えてきているとか。米『The Wall Street Journal』が、実際に電柱を建てた「Takeo Morita」という人物にインタビューを行った。彼は60,000ドル(約600万円)のアンプをはじめ、ゴールドとシルバーのオーディオケーブルなどハイテクな音響機材に目がない元弁護士。そんな彼の悩みは公共の電力線を使用すると、近所の電子機材からEMIが生じて、100%のクオリティで音が楽しめなくなってしまうんだとか。そこで彼は悩みを解決するために、一流の変圧器、最新のブレーカー、素晴らしい配線が付属された自家用の電柱を建ててしまったという。
電気代とは別に工事だけで、40,000ドル(約400万円)以上かかるアップグレードには価値があるのだろうか? ぜひみなさんのご意見、ご感想を聞かせてほしい。