『Business of Fashion』が2016年度のファッションスクールランキングを発表

『Business of Fashion（BoF）』が、ファッション大学の世界ランキングを発表した。今年は対象が17ヵ国54校に拡大され、1万人以上の現役学生と卒業生たちから1年間の教育に関する意見を収集。評価は世界的な評判、教育の質、生徒の卒業後のキャリア支援の3項目で構成されており、2016年度はロンドンの『セントラル・セント・マーチンズ（CSM）』が2年連続で1位に輝いた。『CSM』は、昨年の調査よりも卒業後の支援と教育の質が向上している一方で、教育の質は全54校の中でも最低ランクの評価。これには、イギリスのEU離脱と学士課程のディレクター「Willie Walters」の退任が影響していると推測される。

また、『BoF』の授業デモにおいて、ビジネストレーニングに満足していると回答したのは、『CSM』の学士課程に在籍する生徒全体のわずか55%にしか満たなかった。加えて、ニューヨークの『パーソンズ美術大学』のようにビジネスとメディアに重点を置く大学は、“ファッション教育部門において、依然として大々的な変革が要求される”と評価されている。日本の『文化服装学院』は、8位と大きく後退。トップ10は下記のとおりだが、ランキング一覧を見たい方は、こちらをチェック。

ファッションスクールランキング TOP 10

1. セントラル・セント・マーチンズ
2. キングストン大学
3. アールト大学 美術・デザイン・建築学部
4. アントウェルペン王立芸術学院
5. パーソンズ美術大学
6. ニューヨーク州立ファッション工科大学
7. ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション
8. 文化学園大学
9. ポリモーダ
10. シェンカー・カレッジ・オブ・テキスタイル・テクノロジー＆ファッション