知っておくべきブラジルベースのストリートウエアブランド11選

良くも悪くも注目を集めているリオ五輪の開催国、ブラジルのストリートシーンにクローズアップ

ファッション
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現在、オリンピックが開催されていることもあり、世界中の人々からその視線を集めているリオ五輪の開催国、ブラジル連邦共和国、通称ブラジル。世界第5位の人口と国土面積の広さを持ち、W杯優勝常連国のサッカー大国として知られているブラジルだが、ブラジルが生み出した、または発展させたクールな文化はサンバやカーニバルだけではない。

ブラジルは政治的・経済的に安定しているとはいえないが、その地におけるストリートウエアのシーン、マーケットは日々拡大し続けている。新たなブランドは次から次へと生まれ、スニーカーカルチャーのシーンもこれまでにないほどの大きな変動の時代を迎えているといってもよいだろう。開催中のリオ五輪やその他の国際政治に関わるニュースなどで、良くも悪くも世界中を賑わせている国ではあるが、ここでは我々『HYPEBEAST』がセレクトした、魅力溢れるカルチャー大国ブラジルを拠点とする11のストリートウエアブランドをご紹介したい。


Storvo

その設立からおよそ10年間に渡りブラジルのストリートウエアシーンを牽引してきたブランド〈Storvo〉。“Keep Disturbing”をブランドスローガンに掲げる〈Storvo〉は、型にはまらないそのスタイルのグラフィックデザインが特徴的なブランドであり、その名の通り常にシーンを“disturb(かく乱)”し続けているクールなブランドだ。なんと過去には日本のアダルトビデオをインスピレーションソースにコレクションを制作したこともあったとか。


Piet

「Pedro Andrade」が手掛けるブランド〈Piet〉は、Pedro本人のファブリック・シェイピング・ファッションに対する美学を落とし込んだ、これまでブラジルのファッションシーンにはあまり見られなかったような美しいアイテムの数々をマーケットにドロップする希少な存在。ハイエンドな雰囲気すら感じさせる美しいストリートウエアをリリースする〈Piet〉は、今後更に世界中のストリートヘッズの人気を集めていくこと必至の注目ブランドだ。


CEMFREIO

モデルやクリエイターとしても注目を浴びる「Apolinário」が手掛ける新鋭ジェンダーレスファッションブランド〈CEMFREIO〉。人種問題をブランドコンセプトにしているというそのファーストコレクションは、独特のエッセンスが落とし込まれら、モードな雰囲気漂う上品なラインアップに仕上がっている。


Cotton Project

都市のビーチ・モーターサイクルカルチャー・ヒップスターたちのアティチュードを落とし込んだコレクションが人気のブランド〈Cotton Project〉。スケートボードやミュージック、フォトグラフィーなど、都市におけるサブカルチャーをシンプルかつリアルに落とし込んだアイテムが多くラインアップ。今年の4月にブラジル最大の街、サンパウロで開催されたファッションウィークでランウェイデビューを果たしたエネルギッシュなブランドだ。


Pyramid

現在オリンピックが開催されているリオデジャネイロを拠点とする、サイケデリックでトロピカルなデザインのパターンやグラフィックが特徴的なブランド〈Pyramid〉。キャッチーなパターンが施されたファブリックを使用したショートスリーブシャツがブランドのフラッグシップアイテムとなっており、ブラジルのビーチカルチャーをベースにロックカルチャーや神秘学をバックボーンに持つミステリアスなエッセンスを落とし込んだユニークなブランドだ。


Trendt

「Renan Serrano」が手掛けるイノベーティブで高機能なファブリックを使用したアイテムが特徴のブランド〈Trendt〉。フューチャリステックでジェンダーレスなアイテムが多くラインアップし、タイムレスなシルエットに遊び心を加えた斬新なアイテムで人気の気鋭ブランドだ。


High Company

スケートボーディングに代表されるようなアーバンなライフスタイルにフィットするストリートウエアブランド〈High Company〉。ストリートウエアの王道を行くような、シンプルなロゴやグラフィックが配されたクラシックなシルエットのアイテムがラインアップ。


Astro Runners

2010年に設立された〈Astro Runners〉。設立当初はその名を明かさないままアノニマスに活動し、GIFフォーマットのビジュアルや、ユニークなイラスト、ミックステープを発表するなどし、ブラジルにおける革新的なコンテンツやクリエイティブプロセスを有するコレクティブとしてその確固たる地位を確立してきた。“Lunar Mansion”という名のオリジナルクロージングラインから革新的なコレクティブならではのウエアをリリースしている。


Osklen

いまやブラジルを代表するブランドのひとつとなり、NYや東京などにも店舗をもつ〈Osklen〉は“ストリートウエアブランド”にカテゴライズされるべきではないブランドなのかも知れない。しかしアーバンとビーチカルチャーの中間に存在し、スケートボードやサーフィン、スケートボードなどのカルチャーをインスピレーションソースに持つウエアやスニーカーなどのアイテムの数々はストリートでも活きること間違いなしだ。


ÖUS

ÖUS〉は全てのアイテムの“Made in Brazil”で生産することにこだわりを持つブラジルのスケートブランド。〈ÖUS〉のチームはスケートカルチャーを愛するデザイナーやビジュアルアーティスト、ラッパーなど様々な分野からメンバーが集まっており、ラインアップする全てのアイテムのバックボーンにはブラジルでのストーリーがあるコンセプティブなストリートブランドだ。「Souls of Mischief(ソウルズ・オブ・ミスチーフ)」のメンバーでもあるラッパー「DEL The Funky Homosapien」などとパートナーシップを結ぶなど、グローバルな視点を持つ最注目ブランドのひとつだ。


League Goods

“ノームコア”にも通ずるようなベーシックアイテムを供給するブランドが〈League Goods〉だ。シンプルなグラフィックが配されたTシャツやアノニマスな無地T、ショーツなど、誰もが必要とするであろうタイムレスなアイテムが多くラインアップする。

併せて、以前『HYPEBEST』でご紹介した“覚えておきたいロシアベースのテックウエアブランド5選”もチェック。

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