Interviews: Suchmos x Levi's® “自然体”がリンクする音楽とスタイル

楽曲『MINT』の映像を〈Levi’s®〉とコラボレーションで制作した「Suchmos」にインタビューを敢行

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メロウでどこか懐かしさも感じさせる音楽を奏でる注目の若手6人組バンド「Suchmos」。今年は「FUJI ROCK FESTIVAL ’16」への出演も決定しており、今後の活動も楽しみなバンドだ。YONCE(Vo)、HSU(Ba)、OK(Dr)、TAIKING(Gt)、KCEE(Dj)、TAIHEI(Key)で構成される「Suchmos」が今回、2016年7月6日(水)に発売される新作『MINT CONDITION』に先駆けて、楽曲『MINT』の映像を〈Levi’s®〉とコラボレーションで制作。それに合わせ、5月20日(金)には渋谷『WOMB』で開催された〈Levi’s〉のイベントにてスペシャルライブも開催した。今回、そんな「Suchmos」にコラボレーションに関してや〈Levi’s®〉というブランドへの思い、新作についてなど、“自然体”な彼らにインタビューした。

— 〈Levi’s®〉のムービー制作のプロジェクトをやることになった経緯を教えてください。
YONCE(以下Y):もともと〈Levi’s®〉のデニムは僕らみんなが好んでよく履いていたんですけど、2016年7月に出すEPの一曲に『MINT』って曲があって、その曲の歌詞の表現の中にジーンズとかデニムって言葉を入れたいなって思っていました。すごくいい曲に仕上がったんですが、そのあとに〈Levi’s®〉さんからプロジェクトのお話を頂きました。

— メンバーのみなさんは普段から〈Levi’s®〉のジーンズを愛用されているんですか?お気に入りのモデルは?
一同:俺らは全員基本的に普段からほぼ〈Levi’s®〉のデニム。「501®」とかいいですよね。
HSU(以下H):「501」もいいけど俺は「505™」も好き。破れてたんで、いまちょうど修理出してるとこなんで退院が楽しみです(笑)。
TAIHEI(以下T):つい最近「565」という太めの新しい型を履いてて、ちょっと暑いんですが、大好きなので我慢して履いています。

— 今回、MVおよびショートフィルムを〈Levi’s®〉と共同制作するなかで、一番こだわった部分やみどころはどこでしょうか?
Y:それぞれすごく自然体で撮影できたんで、逆に何かにこだわるわけでもなく、自然体な状態でいることにこだわったというか……
一同:こだわってないことにこだわったよね(笑)。僕らの私生活というか本当に自然体な状態が出せたのが良かったなって思いますね。

— その“自然体”みたいなものを感じる音楽だったり、クリエイティブだったりと感じるのですが、バンドとしてもそういうのを意識しているのでしょうか?
一同:なんだろうね(笑)。
OK(以下O):んー、普通に朝起きてコーヒー飲んで、外出て、電車乗って来て、ライブしてっていうそれだけの話です。
H:電車乗ってるんですか? とか言われることも増えてきたけど、別に俺らからすれば普通のことだしみたいな。ただの20代半ばの若者なんで、そりゃ電車も乗りますし、コンビニ弁当もそのへんで食べてるし(笑)。

— 「Suchmos」というバンドと〈Levi’s®〉というブランドが共通する点やリンクすることは何だと思いますか?
Y:そうですね、飾らずに独自のスタイルを築きあげて貫いてるっていう点でリスペクトしてますね。
O:なんていうか、〈Levi’s®〉はいわゆるファッションって感じのものじゃない気がします。クラシックな部分を持ち合わせているという点では、そこは俺らも意識しているところでもありますね。
H、Y:〈Levi’s®〉のデニムって人種・性別・年齢とかは関係ないみたいな。俺らもそういう変な括りとかをなしにして音楽をやっていきたいっていうか。〈Levi’s®〉の歴史とかは正直詳しくは知らないですけど、〈Levi’s®〉って変なこだわりなしにいろんな人に愛されている存在じゃないですか。俺らもそういう存在になりたいし、だから履いてるし。
H:基本的にその大衆的なものはあんまり好きじゃないんですけど、なぜか〈Levi’s®〉は好きですね。不思議ですけど。
O:まぁ、履いちゃえばそのデニムはもう“俺の一本”になるからじゃない?

— デニム以外にファッションでこだわっているアイテムとかはありますか?
Y:俺は〈adidas〉のスニーカーとかジャージとか。
O:Tシャツとジーンズとスニーカーかなぁ。
H:あとはタバコかなぁ(笑)。これツアーの時とかによくやるんですけど、移動の時とかに「タバコ・携帯・財布の3点セット皆忘れてないー?」みたいのやるんですんよ。
TAIKING(以下T):「はい、みんな確認してー!」みたいな感じでね。

一同:(笑)

— 音楽の話になりますが、日本人のアーティストとかで刺激を受けた人とかいますか?  海外だと「Jamiroquai」が好きというのも聞いたことがありますが。
KCEE(以下K)
:山下達郎さんとか?
一同:そうだね。
O:山下達郎さんのライブ・アルバム『IT’S A POPPIN’ TIME』を聴いたときはすごい衝撃受けましたね。
T:「Suchmos」みんなが共通して好きってなると、そんなにいないかもしれません。個人個人ではあるだろうけれど。
H:そうだね。そのメンバー個人個人の好きな感性を掛けあわせるっていうところで楽しんでいるってとこもあるので。

— 曲を聴いてると海っぽさだったりメロウな感じを受けるもものも多いんですけど、それはやっぱり神奈川県出身っていうところによるものが大きいですか?
一同:んー、どうだろう。でもやっぱりそれはあるかもね。
Y:それを狙って作ってるわけではないんですけど、育ってきた環境には絶対影響は受けていますね。

K:自分たちの好きなものだけを取り入れていったらそれがカタチになるのだと思います。

— 新曲『MINT』について教えてください。
Y:いい曲ができたなっていうのは間違いないんですけど。この曲って「ブラブラしようぜ」っていう曲なんですよ。肩肘張らずにブラブラしようぜみたいなことを歌ってる曲で。
O:いままでの曲よりもなんかそういう俺らなりのマインドの部分に重きを置いて作った曲って感じで。基本的なスタンスとして肩肘張らずに自分なりのスタイルで生きてこうぜみたいなスタンスを曲に反映したものです。

— 最後に、今後の展望だったり、これからこういうふうにしていきたいっていうのが何かあれば教えてください。
O:単純に日本一影響力のあるバンドになりたいっていうのはありますね。近い目標で言えば横浜スタジアムでライブしたいですし、ちょっと先だと東京オリンピックでも俺らでなにかできればいいなとも思いますね。
H:まぁ音楽性は俺ららしくこのままで、誰にも何にも言わせずに、俺ら6人なりの道を進めればなと思います。
O:そうだね、人生の目標みたいになっちゃいますけど、健全に生きていきたいっていうか。それを音楽でやりたいっていうことです。


ムービーの詳細はこちら

Suchmos 『MINT』

Suchmos OFFICIAL HP
http://www.suchmos.com

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