Apple 社より新たな OS として macOS Sierra が発表

「OS X」から改名、「Siri」や「Apple Pay」機能などが搭載

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Apple」社によりサンフランシスコで開催されたカンファレンス「WWDC」にて新たなOS「macOS」が発表された。今年の秋頃のリリースが予定されているその最新バージョンは、山脈を意味する“Sierra”という言葉とともに「macOS Sierra」と名付けられ、多くの注目の新機能が搭載されたものになるようだ。中でもハイライトは「iPhone」などではお馴染みの「Apple」社の音声コントロール機能「Siri」がデスクトップPCに搭載されることだろう。ついに「Mac」でも音声でメッセージの返信やファイルの検索が行えるようになるようだ。また、モバイル決済システム「Apple Pay」も「iPhone」や「Apple Watch」に続いて対応する模様。オンラインショッピングの際に面倒な決済情報を入力することなく、「iPhone」や「Apple Watch」のTouch ID機能を利用してスマートに買い物ができることになりそうだ。しかし現在「Apple Pay」機能が使用できる国はアメリア、イギリス、カナダ、オーストラリア、シンガポールのみであり、これからスイス、フランス、香港にも導入されるそうだ。残念ながら日本ではまだその導入の見通しが立っていないようだが、今後日本国内での対応開始を望む声も高まっていくだろう。

また新機能として「Universal Clipboard」という機能も登場。これは「iPhone」や「Mac」、「iPad」などiOS搭載機種のすべてでクリップボードが共有できるようになる機能とのこと。この機能により様々なアプリにおいて、デバイス間のコピー&ペーストや情報共有がよりスムーズに行うことができるようになるだろう。また「Optimized Storage」と名付けられた、古いファイルを自動でiCloudに移動してくれるストレージ不足の救世主ともなりそうな機能や、現在「iPad」で可能になっているように、ビデオを画面の隅で再生しながら別のアプリが使える「picture-in-picture」機能、「Mac」を立ち上げるときに「iPhone」または「Apple watch」を身に着けていればパスコードを打ち込む必要がなくなるアンロック機能なども搭載されるようだ。

この新たな「macOS Sierra」の対応機種は、Late 2009以降の「iMac」および「MacBook」、2010年以降の「MacBook Pro」、「MacBook Air」、「Mac Pro」、「Mac mini」となっており、今年の7月よりパブリックベータバージョンが配布、そして秋ごろより無償アップデートが可能になる。

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