Felipe Massa がモナコGPで着用した特注のヘルメット
愛する妻と息子のイラストを描いた特注品
「Michael Schumacher(ミハエル・シューマッハ)」の抜けた「フェラーリ」を支えたのは、紛れもなく「Felipe Massa(フェリペ・マッサ)」だった。ドライバーズタイトルを獲得することはなかったが、「Ayrton Senna(アイルトン・セナ)」以来13年ぶりのブラジル人による母国優勝や、2008年に「Lewis Hamilton(ルイス・ハミルトン)」と繰り広げたスクデット争いは、今でもF1ファンの脳裏に焼きついていることだろう。
現在は活躍の場を「ウィリアムズ」へと移したMassaだが、2016年5月30日(現地時間)にモンテカルロ市街地で行われた「モナコGP」では、厳しいレースながらも未だ衰えを知らない成熟したドライビングテクニックを駆使して1ポイントを死守。そこで使用したヘルメットは同郷のアーティスト「Os Gêmeos」がデザインしたもので、愛する妻と息子のイラストが描かれていた。次走の「カナダGP」でもしぶとくポイントを加算して、「メルセデスAMG」や「レッドブル」といった上位陣に一矢を報いてもらいたい。