大手ファッションリテール会社 PacSun が破産申告
昨年の〈Quiksilver〉、〈American Apparel〉に続くアメリカファッション企業の破産
アメリカの大手ファッションリテール会社『PacSun』がとうとう破産に至った。CEOの「Gary H. Schoenfeld」は、自社のEコマースサイトにて、現地時間7日の朝にその旨を発表。同社はアメリカ全土とプエルトリコに計600以上の店舗を展開するカジュアルファッションストアを経営しているが、2008年からの業績は右肩下がりで、現在の株価は一株6セントにまで下落している。今後は『California Pizza Kitchen』、〈Eddie Bauer〉、『Payless ShoeSource』といった会社への投資を行うプライベートエクティファンド「Golden Gate Capital」からの資金供給を元に再生を図るとのことだ。昨年倒産した〈Quiksilver〉や『Wet Seal』同様、倒産の数カ月後に経営再建となるのかが今後も注目されるが、現時点ではオンラインショップを含む店舗の閉店はないという。
「我々は今後も、お客様に質の高い商品とサービスの提供を続けていきます。我々は自らのブランドを誇りに思い、そして我々が選び取り扱う商品は、この業界にとって最も求められ、そして価値のあるものだと信じています」とSchoenfeldは語っている。
以下はCEO「Gary H. Schoenfeld」が発表したもの。トレンドとしてストリートファッションが盛り上がりをみせる一方で、カジュアルファッション業界の実態を感じさせるニュースと言えそうだ。
