光と空間を最大限に利用した東京の住宅
狭い空間を広く感じさせる独特のデザインと“反転”のコンセプト
世界第一位の人口密度をほこるとも言われる東京都心部では、開放感のある居住空間を手に入れるのは至難の技。限られた面積で、無駄のなく効果的な空間作りが求められる住宅建築より、「三幣順一」率いる「A.L.X.」が手がけた住宅「HOUSE TOKYO」に注目してみよう。
たった13.5坪の敷地に建てられたモノリスのような白い多角形の3階建ては、コンクリート造をパンチングメタルで覆ったミニマルなヴィジュアルが特徴的。開口部までも覆うことで、プライバシーを守りつつ採光もできる構造だ。吹き抜けを作り開放感をもたせた1階をはじめ、グレーと白で統一された壁や階段、そしてガラス張りの床や扉が、様々な角度から光を取り込んでいる。インテリアのような外観と、コンクリートの壁という外壁として一般的な質感を内側に持ち込んだ、外と中を反転をさせたコンセプトにも注目だ。上のフォトロールより内観、外観を見てみよう。写真と詳細は、『designboom』、そして「A.L.X.」オフィシャルページより閲覧可能。