Recaps: hyukoh が日本でワンマンライブを開催

韓国から上陸した若きロックバンドが初の日本ツアーを開催

ミュージック 
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本国では若者から絶大な支持を集め、中国などアジア各地からオファーが絶えないという、韓国から上陸した若きロックバンドの hyukoh(ヒョゴ)が、東京の『duo MUSIC EXCHANGE』と大阪の『am HALL』にて、この秋、初の日本ツアーを行った。今年はSummer Sonic(サマーソニック)への出演で、洋邦問わず各方面の音楽フリークから大きな注目を集め、今ツアーも東阪ともに完売という人気ぶりだ。

前半はミディアム・ファンキーな曲から、中盤でビートの強い曲を挟み、メロウな曲へという流れの本編。シンプルなバンド構成の楽曲をややリバーブを強めにきかせ、ファルセットやフェイクも駆使するブラックシンガー寄りの Oh Hyuk(オ・ヒョク)の歌が、何よりもこのバンドの鍵。ささやくようなフレーズから、ときおりハスキーに響かせる力強い歌声まで、ふり幅の凄いボーカル力は圧巻だ。

中盤の“MASITNONSOUL”(韓国語で「うまい酒」)は、韓国でドラマの挿入歌として最近発表された曲で、ライブではこの日本公演が初披露。切り込むようなギターカッティングで始まり、ロック然とした激しさで攻め、客席を一気に沸かせる。また“Settled Down” “Lonely” “Hooka”では、ギター、ベース、ドラムのソロパートもふんだんに取り入れ、各パートの見せ場も忘れない。本編ラストの「Ohio」では、なんと8分にもおよぶアウトロを披露。幻想的な世界観で観客を魅了した。アンコールでは、バラード、ヒップホップ、カントリーとバラエティに富んだ楽曲に続き、本国で彼らのブレイク曲となった“Wi Ing Wi Ing”を客席と一緒に大合唱した。

ラストに「近いうちに新しいアルバムで会いましょう」と語った Oh Hyuk。アジアに留まらない、ワールドワイドな音を響かせる hyukoh の新たな音と次なる来日を、心から楽しみに待ちわびたい。

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