大胆でありつつも繊細な刺繍が目立つ、Gucci 2017年クルーズコレクション
今シーズンは80年代のブランドロゴやモノグラムプリントをリバイバル
昨年、Alessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)がデザイナーに就任して以来、鮮やかな色、繊細な刺繍、そしてロックなテイストが秘め込まれているボヘミアンルックは、Gucci(グッチ)の代表的なスタイルとなった。彼が予想外なタッチが加わったディテールにこだわるコレクション(今シーズンはグッチゴーストやスヌーピーの登場)を通して、彼は世界中のファッションアイコンや、セレブたちから愛されている存在となった。そして2017年クルーズコレクションも以前と同様、デザイナーのヴィジョンがキング・チャールズ・スパニエルの刺繍が施されたスタッズ付きレザージャケットなどのエキセントリックなアイテムに表れており、そんな動物の大胆で豪華な刺繍はブランドにとってのシグネチャーポイントとして人気を得ているのだ。
…今季のコレクションはテイラーリング、リボントリムや、フローラルアクセントなどを特徴に、Gucciの文化的に優れたハイソサエティーについての見解を表しているのだ。
デザイナーは英国の文化を常にインスピレーション源としているが、2017年クルーズコレクションは“English Collectors”というコンセプトを大々的に使用。『Westerminster Abbey』でコレクションをデビューし、フォトセットは『Royal Chatsworth House』で行うなど、今季のコレクションはテイラーリング、リボントリムや、フローラルアクセントを特徴に、Gucciの文化的に優れたハイソサエティーについての見解を表しているのだ。しかし“貴族”だけに焦点を当てているわけではなく、ミケーレは1970年代や80年代に英国で起きたパンク運動を振り返り、タータンチェック、ブローグブーツ、ブリーチされたテーパードデニムの組み合わせで、反逆的なユースカルチャーもフィーチャーしている。ミケーレは1970年代や80年代に英国で起きたパンク運動を振り返り、タータンチェック、ブローグブーツ、ブリーチされたテーパードデニムの組み合わせで、反逆的なユースカルチャーもフィーチャーしている。
ブルックリンのコ二ーアイランドで撮影された最新のルックブックは、遊園地の鮮やかな色合いを上手く使用し、大胆で繊細なコレクションを際立てた。全ルックは上記のギャラリーをチェックし、〈Gucci〉のウェブストアへ早速アクセスしてみてはいかがだろうか?