アンディー・ウォーホルが初めて購入したNYのスタジオが、約11億円で売却される

有名な“Death and Disaster”シリーズが生まれたのは、この消防署スタジオ

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ポップアートの先駆者、Andy Warhol(アンディー・ウォーホール)が初めて購入したNYのスタジオが、今回9.98万ドル(約11億円)で売却されたと『artnet News』が報じた。彼が伝説的なアーティストになる前から使用していたこのスタジオはニューヨーク、マンハッタンの159 East 87th Streetにあり、元々は消防署であったという。つい最近までアートディーラーで億万長者のGuy Wildenstein(ガイ・ウィルデンシュタイン)が所持していたのだが、脱税罪と横領罪で懲役2年を受けたため、今年の4月にこの物件が出品されたというのだ。

Andy Warholは数多いアートワークを収納するためにこのスタジオを1962年に購入。『BlouinArtInfo』によると、当時母親のアパートで作品作りをしていたため、そこから近いこのスタジオが理想的な倉庫になったという。また購入する前は「アパートの天井に届いてしまうほど、ブリロボックスやキャンベルスープの作品が重なって置いてあったのだ。」と同サイトがスタジオ購入の理由を述べた。

“死と事故”をテーマにした“Death and Disaster”シリーズもここで生まれ、彼は巨大なスタジオ『Factory』に引っ越すまでこの場所を使用していた。『Page Six』によるとAndy Warholは、当時この5000平方メートルあるスタジオを1日150ドルで借りていたという。

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