Salvador Dalí の「ロブスター・テレフォン」と「メイ・ウエストの唇ソファ」が8,300万円でオークションに

シュルレアリスムの巨匠の代表作

アート
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世界で最も権威のあるオークションのひとつ『Christie’s London』が12月中旬に、「Edward James foundation」から依頼を受けた200点の美術品を出品する。その中には、現在『国立新美術館』で展示が開催されているシュルレアリスムの巨匠「Salvador Dalí」の作品が含まれているようだ。出品される「ロブスター・テレフォン」と「メイ・ウエストの唇ソファ」の推定落札合計価格は、8,300万円。どちらの作品もDalíがまだ貧しい頃に、彼のアートパトロンであり友人でもある「Edward James」のために制作されたもので、Dalíは作品を制作することでEdwardから毎月一定の額を貰っていたという。

「記憶の固執」といった絵画と同様、「ロブスター・テレフォン」と「メイ・ウエストの唇ソファ」はDalíを語る上で絶対に欠かせない作品。スペイン・フィゲーラス出身の画家は、自伝本『The Secret Life of Salvador Dalí』の中で「ロブスターのグリルを注文した時に、なぜ調理された電話がサーブされないのか。私はその理由がわからない」と綴っている。一方、「メイ・ウエストの唇ソファ」は世界で5点しか存在しない大変貴重な美術品で、座り心地よりも見た目重視。『The Guardian』は、「メイ・ウエストの唇ソファ」を“恐ろしいほど座りにくい”と評すると同時に、「Dalíはカダケスにあるスペインの自宅付近のビーチに落ちていた岩をモデルにしている」と伝えている。

『Christie’s London』のオークションは、12月15日(現地時間)に開催。詳細は、こちら

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