Nintendo Switch に関して知っておきたい7つの特徴

「任天堂」は10月20日（木）、さまざまな噂や憶測が飛び交っていた開発コード「NX」について、遂にその全貌を明らかにした。「Nintendo Switch」と名付けられた新型ゲーム機は、家庭型据え置きゲーム機と携帯型ゲーム機を融合したかのような、据え置き型の常識を覆す革新的な構造が最大のセールスポイント。「任天堂」は、今回の発表にあわせて「Nintendo Switch」のイントロダクションムービーを公開しているが、その映像から垣間見える「Nintendo Switch」の特徴をまとめてみた。

優れた携帯性

大方の予想通り、「Nintendo Switch」は家庭型据え置きゲーム機と携帯型ゲーム機の特性を兼ね備えている。自宅でのプレイを楽しむ際、コントローラーはSwitch Dockと接続されているが、コントローラーの両端にある方向キーや各種ボタンを搭載したパーツは取り外しが可能。そして、そのパーツを携帯用のタブレットディスプレイに装着すると、ポータブルゲーム機に早変わりするという仕組みだ。このタブレットディスプレイが「Nintendo Switch」の本体なので、同タブレットを取り外すと瞬時に画面がテレビの液晶から本体へとスイッチし、移動中でも据え置き型ゲーム機と同じクオリティでプレイやセーブをすることができる。

また、「Nintendo Switch」はマルチプレイにも対応。本体の両脇に装着したコントローラーは、単独でもコントローラー機能を果たすため、パートナーに左右どちらかを渡すだけで、共同プレイや対戦などを行うことができる。

本体には7インチのスクリーンを搭載

ポータブル機能も果たす「Nintendo Switch」の本体には、7インチのスクリーンが搭載されている。技術的なスペックは明らかになっていないが、公開されたムービーやイメージ画像からは、解像度の高さが伺えるだろう。しかし、プレイシーンを見る限り、誰もスクリーンを触っていないことから、「Wii-U」のようなタッチ操作が行える可能性は低いと推測されている。

本体着脱可能コントローラー Joy-Con の採用

家庭専用コントローラーも販売されるが、「Nintendo Switch」の最大の特徴は前述した携帯性。Joy-Conグリップの左右に装着されたJoy-Conを本体に接続すると、「ゲームボーイアドバンス」のような携帯型ゲーム機へと変形するが、外出先でのマルチプレイにも対応するべく、Joy-Conは左右単独でもコントローラーとして使用することができる。

カートリッジの差し込み口

空港のワンシーンから確認できるが、「Nintendo Switch」には「3DS」、「ゲームボーイ」、「Nitendo 64」、「スーパーファミコン」などと同様、本体にカートリッジの差し込み口が用意されている。このことから、この新型ゲーム機には「Wii U」などとの互換性はなく、対応メディアがカードディスクであることが判明した。

パワフル

「Nintendo Switch」には、半導体メーカー「NVIDIA」の技術が採用されている。同社は「任天堂」の新型ゲーム機を“いつでもどこでもゲームが楽しめるアーキテクチャー”と賛辞を送ると同時に、下記のコメントを伝えている。

このような楽しいゲーム機の開発には、高度なエンジニアリング技術を要しました。任天堂との共同開発において、新しいゲームプラットフォームを作りあげるべく、NVIDIAは500人もの労力をあらゆる面に注ぎ込みました。アルゴリズム、コンピュータアーキテクチャー、システムデザイン、システムソフトウェア、API、ゲームエンジン、周辺装置といった新しいゲーム機を創るために必要な一つ一つの要素を全て任天堂と協力して一から再考、再設計することは、ユーザーに家でも外でも変わらない体験を提供するために必要不可欠なことでした。

人気作品が勢揃い

「Nintendo Switch」のトレーラーには、『スーパーマリオ 3Dワールド』のほか、最新トレーラーが公開されたばかりの『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』、『NBA 2K17』、リマスター版『スカイリム』、そして『マリオカート8』や新作と思われる『スプラトゥーン』のプレイシーンが映し出されている。しかし、「任天堂」が新たなゲーム機を発売するには、他社との協力が不可欠。動画内では、この新たな体験の実現に協力してくれた企業への感謝を表して、一部のパートナー企業が紹介されている。

2017年3月発売