Yung Lean がリミックスした Keith Ape の "It G Ma (잊지마)”

アジアンカルチャーに影響を受ける、スウェーデン人ラッパーからのサプライズギフト

ミュージック
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米国のヒップホップ界に激震を与えた、韓国人ラッパーの「Keith Ape」が、 “It G Ma (잊지마)”をリリースしたのは昨年の2015年。この1曲はインターネットを通して急成長し、アメリカでも認められたアーティストとして、アジアのラップシーンを盛り上げた。1年以上経った今でも「A$AP Ferg」、「Anderson. Paak」、「Waka Flocka Flame」、「Awful Records」、「Dumbfoundead」、「Josh Pan」など多くのアーティストがリミックス版をリリースする大ヒット曲。そして今回アジアのストリートカルチャーにフィーチャーする、メディアプラットフォーム『88rising』の厚意により、「Sad Boys」を率いる「Yung Lean」がリミックスした「Keith Ape」の “It G Ma (잊지마)”を『HYPEBEAST』がエクスクルーシブで公開した。

『88rising』は「Yung Lean」の大ファンで、プラットフォームを設立した時期と2作目『Warlord』のリリースが重なり、残業する時はから揚げをほおばりながらエンドレスリピートしていたと『88rising』の設立者は教えてくれた。そんな注目すべき「Yung Lean」が隠していた “It G Ma (잊지마)”のリミックス版を視聴しながら、彼とアジアンカルチャーの深い関係性について、読んでみよう。

Keith Ape

自分のスタイルを貫いた結果、自分の道を自ら切り開くことができた「Yung Lean」と「Keith Ape」はお互い尊愛する仲。アメリカンカルチャーに影響を受けている、スウェーデン人と韓国人の二人だが、他国者であることをしっかりと認識し、自分のアイデンティティーを見捨てないからこそ、彼ら独自のスタイルがこんなにも愛されるのではないだろうか。

Yentown

昨年の6月、「Yung Lean」は日本のヒップホップ集団「YENTOWN」とともに”Tokyo Drift”という楽曲をプロデュース。「YENTOWN」は音楽アーティストのみならず、デザイナーやフィルムディレクターも在籍しており、「Yung Lean」が率いる「Sad Boys」とどこか似ているのだ。彼らのコラボソングはSoundCloudにて100万回再生、YouTubeでは200万回再生を達成している。

日本カルチャー

「Yung Lean」が下積み時代に最も影響を受け、夢中になったのは東アジアのカルチャー。彼が手がけたヴィジュアルの多くはフューチャリスティックな東アジアからインスパイアを受け、彼のビートも伝統的なアジアン楽器からサンプリングしているという。”Kyoto”、”Yoshi City”、”Tokyo Drift”など曲名までも日本に関するワードを使い、”Spend my money on a catbus”や”I power up like King Kai”など歌詞の中にもポケモンや日本のアニメをレファレンスして使用している。

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