新 MacBook Pro が発表。Apple 2016 新作発表イベントのまとめ

「MacBook Pro」のほかに、新しい「Apple TV」などを発表

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10月28日(日本時間)午前2時に「Apple」社は待望の新作発表イベントを開催した。まず「Apple」社のCEO、「Tim Cook」はあるビデオを公開するところからイベントは始まった。それはアクセシビリティをさらに強化し、障害者専用の公式ホームページを新たに制作したという内容。「私たちは誰でも私たちの製品を使用できるよう、常に努力しており、今回アクセシビリティを強化した新しいウェブサイト制作しました。テクノロジーは誰でも利用できるべきものだと、私たちは信じており、この新しいウェブサイトが素晴らしいリソースになってくれると願っています。」と語った。

そして新製品を発表する前に「Tim Cook」は先日リリースされた”iOS10”について、簡単な説明をはじめた。今回は写真機能が強化され、新たなに「より簡単で、いっそう良い」メモリー機能の追加、マップアプリ内に公共交通機関の乗換案内機能の追加、そして日本でのApple Payサービスのスタートについてなど、”iOS10”の素晴らしさを伝えた。

下記では、その後に発表された新たな「Apple TV」、「TV」アプリ、「Macbook Pro」についてまとめてみた。

Apple TV

Apple 2016 Special Event MacBook Pro Apple TV
約1年間で「Apple」社のTVアプリは8000本以上、ゲームは2000本を達成したと発表。「TVの未来はApps」と始めた「Tim Cook」は、今後さまざまなアプリやチャンネルを統一し、「TVをさらにソーシャルでインタラクティブな楽しいものにする」と語った。TVを”ソーシャル”にするという点については、「Twitter」社の「Ryan Troy」が説明。Twitterユーザーは自分のアカウントと”Apple TV”をコネクトすることが可能になり、スポーツやニュースを見る際、同じ画面で反応ツイートをリアルタイムで表示することが可能になる。また自身の携帯からツイートし参加することもできるのだ。そして「NFL」、「NBA」、「NHL」、「BuzzFeed」、「Bloomberg」とともにオリジナルコンテンツを製作中というのも発表した。

TV App

Apple 2016 Special Event MacBook Pro Apple TV
新アプリ”TV”は多く存在するTVアプリやチャンネルを統一し、一つのダッシュボードにまとめるという優れたもの。「Tim Cook」によると、これこそが「TVの視聴方法を完全に変えるアプリ」だという。デザイナーの「Jen Folse」が制作した、”Watch Now”機能は自身がそれぞれのアプリで観ている作品を一覧化、”Up Next”機能は自分がiTunesにて借りた作品や観ているドラマの新着エピソードなどをまとめる。そのほかにも「Apple」社が推薦する作品が並ぶ”Recommended”、アプリやチャンネル関係なく、自分が観ている作品をまとめてくれる”Library”、そして最新作品などを一覧となる”Store”など、ユーザーそれぞれに合ったラインアップを提供してくれる。”TV”アプリは”iPad”と”iPhone”はもちろんのこと、”Siri”にも対応する。このアプリは12月に、まずは米国から提供を開始する

MacBook Pro

「MacBook Pro」の現モデルが発表になったのは、1年以上前のこと。そして今回やっと待望の新モデルが発表となった。今回も前回と同様13-inchと15-inchの2種類展開となり、史上最薄・最軽量のスリムボディとなって登場した。13-inchは現モデルより17%も薄くなり、14.9mm、1.36kgにスリムダウンした。一方、15-inchモデルは20%もスリムダウン(15.5mm、1.83kg)した結果となった。今回の最も大きなアップデートはキーボード上部に搭載された、マルチタッチ対応ディスプレイの”Touch Bar”というコントロール機能だろう。この”Touch Bar”はショートカットやナビゲーションボタンを表示し、さまざまな設定が行えるほか、テキスト入力の際は予測変換候補をタッチして選択することが可能になる。そのほかにもメールやドキュメントを整理したり、”Keynote”や”Pages”にも対応する。

それに加え、新モデルは”Apple T1 Chip”を搭載しており、”iPhone”のような”Touch ID”機能が使用可能になる。そしてその指紋認証により、パソコンをアンロックしたり、”Apple Pay”を使用してショッピングを簡単にすることができるのだ。「あれ? ファンクションバーは一体どこに?」と思った方もいるであろう。ファンクションバーは今まで通り、キーボード上部に設置されているが、ただ”Touch Bar”と統一された形となった。そんな多様性なバーは自分のワークフローに合わせて、カスタマイズできるのが嬉しいポイント。新モデルはディスプレイも強化しており、現モデルよりも色域が25%もアップし、明るさは67%も向上した。

15-inchモデルにはインテルコア i7プロセッサと2133MHzのメモリーを搭載しているほか、GPUは以前より130%速く、2TB SSDにより今までにないスピード感を完備。そして気になるUSBポートは、両モデルともUSB、VGA、DisplayPort、HDMIに対応する”Thunderbolt 3”ポートが4つ装備されている。それに加え、バッテリー駆動は最大10時間だという。

先日「Microsoft」社から発表になった「Surface Studio」と「Surface Book i7」と良い勝負になりそうだが、あなたはどちらを選ぶのかぜひとも感想を聞かせてほしい。

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