人気スマートフォン4端末のバッテリー駆動時間を比較検証した結果、iPhone 7 の結果は......

イギリスの情報メディア『Which?』が、人気スマートフォン端末4機種のバッテリー機能を比較する検証実験を実施。その比較対象になるスマートフォン端末とは「iPhone 7」、「Galaxy S7」、「HTC 10」、「LG 5」の4機種。その結果について、『Which?』は“staggering（驚愕）”と表現した。

その計測方法とは、電波の強さや画面の明るさなどを全端末で同じように調整したうえで、端末のバッテリーを0%まで完全に放電させた後フル充電させ、3G回線での通話時間と3G回線でのWebブラウズ時間を4端末で比較するというもの。これを踏まえた上でまずは以下の結果をチェックしていただきたい。

3G回線での通話時間での計測結果は「iPhone 7」が712分（12時間弱）で最短だったのに対して「Sumsung」社の「Galaxy S7」がその2倍以上である1492分（25時間弱）、「LG 5」が1579分（約26時間半）、最も長い記録を誇ったのが「HTC 10」の1859分（約31時間）という結果に。続いて3G回線でのWebブラウズ時間の結果だが、「iPhone 7」が615分（10時間強）で最短、「LG 5」が640分（約10時間半）、「Galaxy S7」が677分（11時間強）、最長が「HTC 10」の790分（13時間強）という結果となった。

また『Which?』はこの「iPhone 7」が最下位という計測結果の原因として、「iPhone 7」のバッテリー容量が1960mAhと少ないことによるものだと説明している。ちなみに通話時間での比較の結果最長の結果を誇った「HTC 10」の容量は3000mAhとなっている。

今回のバッテリー駆動時間を比較した結果だけを見れば「iPhone 7」が最下位という結果になったが、もちろんこれはただの比較の結果であり、「iPhone 7」のバッテリー機能が著しく弱いとするものではないということは言っておきたい。事実「iPhone 7」のバッテリー駆動時間は以前の「iPhone」に比べて向上しており、「iPhone 7」の爆発的なヒットの要因のひとつはそれだともされている。今後スマートフォンの買い替えを検討する際には、様々な面で比較した結界自分にとってのベストなスマートフォンをチョイスしてほしい。