Banksy が『レ・ミゼラブル』を引用した最新のアートワークで難民キャンプでの事件を批判

作品の横には事件の証拠を示すQRコードも

アート
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昨年9月、「Banksy」は自身の手掛けた大型エキシビジョン“Dismaland”をフランス・カレーに移設。その後、彼が移設先の難民キャンプ・ジャングルにフランス情勢を示唆する「Steve Jobs」の作品を描いたことも記憶に新しい。しかし、今度は「Banksy」の活動拠点であるロンドンのフランス大使館の壁に、「Victor Hugo」が執筆した大河小説『レ・ミゼラブル』に登場する「Cosette」のアートワークが登場した。

今回の作品は、フランス国旗の前に立つ「Cosette」がCSガスに包まれているというもの。このタブローは2016年1月5日から1月6日にかけて、フランスの政府機関がジャングルで催眠ガスやゴム弾、衝撃手榴弾を使用したことへ対する批判を表している。警察関係者は睡眠ガスの使用を否定したが、「Banksy」は作品の横に記したQRコードで証拠を示すYouTubeの動画をリンク。「Banksy」が作品にQRコードを添えたのは今回が初めてであり、難民問題へのフランスの対応に強いメッセージを投げかけていることが伺える。

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