Interviews: LA を拠点にする気鋭アーティスト CYRCLE.
ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト「CYRCLE.」が、原宿の『Reebok
ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト「CYRCLE.」が、原宿の『Reebok CLASSIC』直営店のオープンに合わせて来日した。“ポジティブプロパガンダ”と呼ばれる、大胆に文字と絵を組み合わせたメッセージ性の強い作品が特徴の「CYRCLE.」。彼らがアーティストになるまでと作品に対する想いや考えを、「CYRCLE.」の一人である「David Leavitt (Davey)」に伺った。
—「CYRCLE.」をスタートしたきっかけと出会いについて教えてください。
2010年、3人のアーティストで始めたのですが、2013年に「Devin Liston」が脱退したので、今は「David Leavitt (Davey)」 と「David Torres(Rabi)」の2人で活動しています。ロサンゼルスのエコパークでやっていたルーフトップパーティで知り合いました。
—二人にとってのスケートとグラフィティの意味とは?
僕たちはスケートとグラフィティがポピュラーだった世代で育ちましたし、実際にスケートをしたりグラフィティを描いていました。大人になっても変わらず、影響されているものですね。
—ダイナミックなアートが印象的ですが、作品のインスピレーション源になっているものは何でしょうか?
タイポグラフィに関しては「Barbara Kruger」、デザインに関しては「John Baldessari」から影響を受けています。内容としては、“秩序とカオス”、“愛と痛み”、“生と死”というような双対するものをインスピレーション源とすることが多いですね。僕たちはコンセプチュアル・アーティストですので、もともとあるアイデアをベースに制作し、その作ったものからテーマが決まります。
—タイポグラフィのプリント、キューブ、フィルムなども制作していますが、グラフィティ以外にもこのように幅を広げたのにはなにか理由があるのでしょうか?
どんなアーティストにとっても、成長すること、進化すること、そして変化することが意図しているところだと思います。グラフィティはそういう意味でも、アートやデザインにおいて別の冒険をするひとつのステップではないでしょうか。
—日本についての印象を教えてください。
“好きな都市はどこか?”とよく聞かれるのですが、いつも東京と答えていますよ! ここでは、失うことと発見することが同時に起こるような、不思議な気分になります。
—日本でやってみたいプロジェクト、今後予定していることはありますか?
今年の8月か9月に、〈BLACKCYRCLE.〉というアートとハイエンドなプロダクトデザインの新ラインをローンチする予定。そのポップアップギャラリーやショップを東京でオープンできれば……と思っています。
「CYRCLE.」の公式サイトは、こちら。