Interviews: Chris Stamp が PUMA と創る “Stampd Athletics by PUMA”

ロサンゼルス発のストリートブランド〈Stampd〉と〈PUMA〉とのコラボレーションライン「Stampd Athletics by

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ロサンゼルス発のストリートブランド〈Stampd〉と〈PUMA〉とのコラボレーションライン「Stampd Athletics by PUMA」が、2015年7月11日(土)より、〈Stampd〉のオンラインストアなどでリリースされた。今回、その発売に伴い、ディレクターを務める「Chris Stamp(クリス・スタンプ)」が、スポーツウエアにインスパイアされたアパレルと2型のフットウエアからなる最新コレクションに加え、製作過程やクオリティ、そして両ブランドの関係性などについて語ってくれた。


—今回のコラボレーションの概要を教えてください。

〈PUMA〉とタッグを組んだ最初のシーズンになります。パリで出会ったライフスタイル部門にいる私の友人を介して、数年前に話がありました。2013年9月頃、彼が私に「ロサンゼルスで何か一緒にやりたいですね。どうですか?」と提案してきたことを覚えています。私もインラインでスポーティなものをやりたいと思っていた時のことでした。それが「Stampd Athletics by PUMA」の始まりです。〈PUMA〉のプロダクトをベースに、生地を選び、カッティングやスクラッチを加え、〈Stampd〉らしいカラーパレットやバイブスを宿しているのが、今回のコレクションです。

—共にプロダクトを製作する以前は、どのような感覚を抱いてましたか?

私は1つの靴を作ったり、両ブランドのバイブスを包括的にすり合わせて何か生み出す以上に、スポーツシーンと日常を行き来できるようなアパレルを製作したいと思っていました。特別なアイテムと感じてもらえるものです。私には〈Stampd〉の世界観がありますが、サーフィンをしに車で海へ向かうような心地よさがあるフラットなスタンスで〈PUMA〉とプロジェクトを進めたいと思っていました。



—〈PUMA〉と協作するうえでのクリエイティブなプロセスはいかがでしたか?

とても風通しがよかったです。彼らのクリエイティブチームは本当に素晴らしい。まもなくリリースとなるファーストシーズンは、私たちがロンドンのオフィスに出向し、そこでデザインを手がけました。我々はすでに3つのコレクションを考案済みですが、次回は東京、そして3度目はドイツにインスパイアされたデザインを展開します。互いにトライを重ねることでシナジーが生まれ、素晴らしい環境のもと、最高のチームと働くことができました。

—現段階でのコレクションの評判はいかがでしょうか?

コレクションを見てくれた人たちからは、とても良いフィードパックをもらっています。〈PUMA〉が世界のリーディングカンパニーであることは周知のことであり、彼らの歴史には誰もが感銘を受けています。先日リリースした「R698」は、即日完売するほどの人気でした。

—シューズデザインに関する個人的な意見を教えてください。

「Disc」は、プラスチックやネオプレンを使用したフットウエアのパイオニア的な存在であり、〈PUMA〉の名作です。個人的にはシューズ自体が少しと重いと感じていたので、よりシンプルにすることを考えました。その結果が、「Disc」からディスクを取り除くということです。「R698」と同様にラグジュアリーな素材を採用することでシューズをアップデートし、プレミアムなヌバック、ネオプレン、レザーを組み合わせたミニマルな1足に仕上げることができたと感じています。



—アパレルはいかがでしょう。

アパレルに関しては、モノクロをベースに、私たちの顧客が私たちのことをどう位置付けていて、何を求めているかという話し合いになりました。高品質のスポーツアパレルを展開する〈PUMA〉だからこそ、Tシャツやジャケット、ショーツ、ブーティなどに私たちのエッセンスをミックスすることができたと思います。〈Puma〉と私たちの中間地点を見つけ、ただ着丈の長いTシャツではなく、パフォーマンス性の高いマテリアルを使用することが大切であり、セーターは細身でクロップド加工を施し、イタリア製のレザーベストなどのリミテッドアイテムをラインアップしています。このアイデアによって、ベーシックなスポーツウエアをより洗練されたアパレルに昇華させることができました。

—アイテムセレクトやキュレーションは、〈PUMA〉と〈Stampd〉のどちらにプライオリティがありましたか?

私たちです。彼らはプランニングや、シーズン毎のスタイル数、コラボレーションにおける両ブランドのバランス感を顧客目線で考えてくれました。ですが、ディテール面などは、大部分を任せてくれました。

〈PUMA〉との今後については?

すごくオープンな関係性が続くと思います。これから全3度のコレクションを展開し、さらなる挑戦を続け、より洗練されたコレクションを発表していきたいと思います。なので、終点はありません。オーガニックであり、クリエイティブであり、そしてこれからのシーズンも同じようなスタンスで仕事をしていきたいです。

リリースされたばかりの「Stampd Athletics by PUMA」のファーストコレクションのルックは、こちらをチェック。

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