Robert De Niro 主演 JR のショートフィルム『The Ghost of Ellis Island』

自由の女神が見えるニューヨーク湾内の小さな島として、エリス島は長年、移民にとってチャンスの国、アメリカ合衆国への入り口だった。その象徴的なゲートウェイは表向き、迫害された難民たちにとって希望を意味する

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自由の女神が見えるニューヨーク湾内の小さな島として、エリス島は長年、移民にとってチャンスの国、アメリカ合衆国への入り口だった。その象徴的なゲートウェイは表向き、迫害された難民たちにとって希望を意味する標識だったが、入国が認められない者たちにとっては、“アンクルサム(Uncle Sam=US)”とも呼ばれるアメリカの最後の眺めとなった。

この島のストーリーに心を奪われたフランス人ストリートアーティスト「JR」は、昨年末にその島の廃墟となった病院でフォトインスタレーション “Unframed – Ellis Island(フレームの外でーエリス島)”からその歴史を展示することを試みた。そして 『フォレスト・ガンプ』(1994)でアカデミー賞受賞の脚本家「Eric Roth(エリック・ロス)」と俳優「Robert De Niro(ロバート・デ・ニーロ)とともに、JRは新たな独創的な試みをショートフィルム『The Ghost of Ellis Island(原題』を撮影するためにこの島へ戻ってきた。デ・ニーロが1974年度アカデミー賞助演男優賞を初めて受賞した1974年公開の映画『ゴッドファーザー PARTII』で、彼の演じるヴィトー・コルレオーネが少年時代、家族を殺されたシチリアを追われ、船で上陸した20世紀初頭の様子が描かれていた、まさにその島だ。後にドンとなるヴィトー少年も、天然痘の疑いで隔離されたこの島の病室の窓から自由の女神を眺めていた。

このショートフィルムでは、これまで70年間ほったらかしにされてきた島の未知の領域に足を踏み入れ、また、アメリカンドリームの機会を与えられなかった人々への敬意を表す作品となるに違いない。これは「JR」の一連のプロジェクトとして5番目のもので、これまでスイス、ブラジル、フランス、ドイツで取り組まれてきている。

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