KITH の Ronnie Fieg がウィメンズラインのローンチに言及

「私たちのウィメンズラインは、現在のシーンには存在せず、その空白を埋めるものだと考えています」

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先日、ウィメンズウエアラインのローンチを発表した〈KITH〉の創設者「Ronnie Fieg」が、新たな試みの意図と展望を語った。今日のストリートシーンやスニーカーカルチャーにRonnieの存在は欠かせないが、彼は元々ストリートウエアのデザイナーではない。〈KITH〉を支える彼によれば、新たなウィメンズウエアラインはアスリージャーとハイエンドな服の間にある空白を埋めるものだという。ウィメンズのオンリーショップを構え、新たな領域へと駒を進めたRonnieのインタビューは下記をチェック。

ーなぜ、このタイミングでウィメンズラインを立ち上げたのでしょうか?〈KITH〉のビジネスのため?

〈KITH〉のメンズウエアでも、スモールサイズのアイテムはとても動きが早い。現在は多くの女性がメンズアイテムの着用画像をInstagramに投稿しています。私はそれを見て、ウィメンズラインをローンチするという決断に至りました。

ーつまり、ストリートウエアに対する女性からの関心に気づいていた?

正直に言うと、彼女たちが着ているアパレルを見た時にそれをストリートウエアと思うことは全くありませんでした。

ーウィメンズラインで重要視したことは?

そうですね……、新設のウィメンズラインでは“アスリージャー”をテーマに掲げていますが、アスリージャーの問題はウエアに大きなロゴが付きものということです。私たちのコレクションでは、昼夜問わず着用できるアイテムを展開します。なので、俗に言うアスリージャーにはカテゴライズされず、よりドレッシーな仕上がりですね。私たちのウィメンズラインは、現在のシーンには存在せず、その空白を埋めるものだと考えています。私にとって素材の品質も重要なファクターでした。みなさんには、私たちが提案するアパレルに触れた際に、市場に出回るどのアスリージャーブランドのウエアよりも素晴らしいと感じてもらいたい。どのアスリージャーブランドよりも、です。

ーウィメンズのアスリージャーシーンで注目している人はいますか?

「Alexander Wang」の仕事が大好きです。Wangは私に大きな刺激を与えてくれます。その他であれば、〈Sacai〉も素晴らしいですね。

ーメンズウエアとウィメンズウエアのデザインの違いは?

難しい質問ですね。女性は柔らかい素材を求めていて、フィット感のニーズも異なります。今回のコレクションでもフィッティングが課題で、4回もフィッティングテストを行いました。私はレディースチームに所属していません。コレクションの雰囲気は伝えますが、企画は彼女たちに任せています。

ーどのような背景、または条件でウィメンズチームのデザイナーを選抜したのでしょうか?

ハイファッションのデザイン経験者を探していました。私がメンズ向けにやっていることを、高いレベルでレディースラインに落とし込んで欲しいからです。デザインと機能性を1つとして考えながらも、ベストなフィッティングは損なわない。これが難しいチャレンジです。そして素材はイタリア製と日本製にこだわりました。縫製も完璧です。ウエアを裏返してみればわかると思いますが、本当に非の打ちどころがない素晴らしい仕上がりです。

ーレディスのオンリーショップが必要な理由は?

安心感ですね。顧客とスタッフがよりパーソナルな関係を築き、スタッフは彼女たちの体型を理解して、フィッティングにも時間を費やしてほしい。もし試着をするお客様がいたら、スタッフにはいつも以上に気を配ってもらいたいです。出入りが多いと、店内は落ち着かなくなってしまう。私のチームは素晴らしい仕事をしてくれましたが、他の部署に引き抜くことはせず、ここでのプロフェッショナルになってもらいたいです。

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