Memorieslab 主催、Ellen von Unwerth による作品展 (NSFW)
切り取った瞬間を永遠にする白黒写真の魅力
「Mathieu César」のディレクションによる初のショートフィルムに続き、『Memorieslab』はファッションフォトグラファーとして知られる「Ellen von Unwerth」撮影によるオンラインでも閲覧可能なフォトエキシビジョン “BlackOut” を企画した。『Memorieslab』による、“Treasure Today”キャンペーンの第2チャプターとして製作されたこのフォトストーリーは映像作品同様、モノクロームに切り取られたイメージの魅力と、限りある命の瞬間を永遠にする写真の力を讃えている。上海、香港、ロンドン、パリではギャラリーでの展示も開催。
BlackOut – 一時的な記憶の喪失–「Ellen von Unwerth」によって製作されたモノクロ作品は、記憶、そして未来を失った女の幻灯のようなフォトシリーズである。
フォトグラファー自身によって選ばれた2人のモデル「Kasia Struss」 と「Maaike Klaasen」。彼女たちがストーリーの中で体験するのはカリフォルニアの砂漠でのブラックアウト。記憶のない彼女たちの周りにあるものは焼けるような暑さと荒れ果て忘れ去られたガソリンスタンド、世界の終わりのようなドラマチックな悲壮感が漂う景色のみだ。
写真を通しての視覚言語を巧みに生み出し、女性の本質さえ浮き彫りにさせる作品を作りあげる「Ellen von Unwerth」。今回彼女はストーリーのインスピレーションとして、自身のヘロイン摂取から受けた拭いがたいトラウマや喪失をディレクション時のフィルターとしている。
彼女の語りかけるような作品は、見るものを瞬時に引き込みその世界観を共有させてしまう。迫力ある全判サイズの銀塩写真としてプリントされた作品は、『Memorieslab』のミュージアムグラスのフレームにマウントされている。
“BlackOut”の作品30点は 『Memorieslab.com』の『M Gallery』 にて購入可能。うち6点はアーティストのサインつきとなっている。