Shops: 吾亦紅〜WARE-MO-KOU

“土着と渡来”をコンセプトにファッション、アート、音楽、書籍、食の5つのカテゴリーから毎シーズン異なるテーマを提案

ファッション
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『GARDEN』のディレクター「澤村泰介」氏が手がける『吾亦紅〜WARE-MO-KOU』が、渋谷・神南にオープンした。『吾亦紅〜WARE-MO-KOU』では“土着と渡来”をコンセプトに、新たな文化の発信地としてファッション、アート、音楽、書籍、食の5つのカテゴリーに沿って、日本国内はもちろん、世界中から厳選したプロダクトを集め、毎シーズン異なるテーマを提案していく。

店内には米「Klipsch」社が1940年代から1980年代にかけて製造していた「K-B-WO」という当時オペラ劇場や映画館でしか設置されていなかった大型スピーカーを設置。その横にはオンラインレコードショップ『ONDAS』を手がける「Dubby」氏がセレクトしたボーダレスかつジャンルレスなレコードが並ぶ。また、1階奥に設けられた展示スペースでは、『風姿花伝』の「秘すれば花なり秘せずは花なるべからず」という一節からインスピレーションを受け、“隠す”という日本ならではの文化と美学をフィーチャー。なめらかな線と艶やかな色使いで描かれた“春画”をテーマに、貴重な原画や今回の展示のために制作されたポストカードに加え、浮絵杯やうぐいす徳利といった春画流行当時のお座敷道具も飾られている。一方で、書籍は千駄ヶ谷の書店『ON SUNDAYS』がさまざまな国籍、年代のビジュアルブックを伝統から逸脱した非日常的な視点で捉えて選書しているほか、新潟県「百姓はざかけ一等米」や静岡県「修善寺コシヒカリ」といった高級料亭や高級旅館などでしか口にできない米も1kgの米俵で購入が可能だ。

そして、アパレルでは〈SUNSEA〉、〈Yohji Yamamoto〉、〈Hender Scheme〉に加え、ワークやミリタリーのヴィンテージマニアたちが手がける〈CLAMP〉や、ハンドメイドニットブランド〈IRMA〉、〈shinya kozuka〉、〈Sans limite〉といったブランドがラインアップ。さらには、インドの刺し子“カンタ”を使用したブルゾンや、デットストックの布団の生地で〈the Sakaki〉に別注を依頼したエクスクルーシブなアイテムなども展開されている。

従来のセレクトショップとは一線を画し、日本国内で看過されてきたカルチャーや伝統を独自の視点から提案する『吾亦紅〜WARE-MO-KOU』。その世界観は、ショップを訪れずして体感することはできないだろう。なお、Instagramでは取り扱いブランドの詳細や入荷情報などをお知らせしているので、こちらのフォローもお忘れなく。

吾亦紅〜WARE-MO-KOU
住所:〒150-0041 東京都渋谷区神南1-18-2 神南坂フレーム1F
Tel:03-6452-5530
営業時間:11:30~21:00
定休日:無休

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テキスト
フォトグラファー
Akiharu Ichikawa/Hypebeast
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