知っておくべきパフォーマンスウエアブランド Klättermusen

クリーンなデザインと信頼性

ファッション
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サステイナビリティと機能性を兼ね備えた〈Klättermusen(クレッタルムーセン)〉 。〈Acronym(アクロニウム)〉 や 〈ICNY(アイスコールドニューヨーク)〉などのハイパフォーマンスウエアを展開するブランドと共に注目すべき、スウェーデン発のアウトドアウエアブランドだ。北欧らしいミニマルなデザインと機能性にフォーカスしたウエアやアウトドアギアを展開している。ブランドについて、「〈Patagonia(パタゴニア)〉と〈Fjällräven(フェールラーベン)〉の間のように思わせる」と話すイギリスのセレクトショップ『Oi Polloi』が、〈Klättermusen〉 CEO 「Eric Spongberg(エリック・スポンバーグ)」へのインタビューを行った。

〈Klättermusen〉 はイングランドではまだ知らない人も多いブランドかと思いますが、ブランドについて教えてくれますか?

〈Klättermusen〉はスウェーデンのイェムトランドにある小さなアウトドアカンパニーです。1984年創業で、できるだけオーガニックやリサイクルの素材を使った、丈夫なアウトドアウエアとバックパックを中心に展開しています。

僕のスウェーデン語が間違ってなかったら、ブランド名は“クライミングをするネズミ”って意味ですよね? それってアウトドアカンパニーにはすごくいい名前だと思うんですが、この由来は何ですか?

会社の始まりは、ファウンダーの「Peter Askulv」が友人たちとケーヴィングトリップでノルウェーに行きキャンプファイアーをしていた時なんです。その時彼の友人のほとんどが、Peterが育児休暇中に趣味で作ったバックパックを使っていました。

友人たちはその仕上がりの良さから、彼の趣味を仕事にするよう勧めました。そして、Peterは自分のバックパックにオシャレでクールな名前は似合わないと、スウェーデンの有名な絵本のキャラクターの名前をつけたんです。名前が格好良くなくても、商品が良いものなら売れるだろうと。

それとPeterはアイスクライミングとケーブダイビングが大好きで、いつも最適なギアを探していました。しかしがなかなか良いものが見つからず、自分で作ることにしたんです。もともと科学者、生物学者 だった彼は科学的なアプローチでアウトドアギアの開発に勤しみました。デスクには常に顕微鏡が置かれ、新しい繊維やファブリック、商品のプロトタイプを検証しながら安全で丈夫な商品を開発していったのです。

彼のアウトドアウエアは、1984年からどう変わってきていますか?

ファブリックはものすごく進化しました。でもその中で忘れられてしまったものもあると思っています。例えば3レイヤーのシェルジャケット。アウトドアのアイコンにもなり得た雨にも強いジャケットでした。

ただそれに代わるファブリックもとても優秀です。我々のお気に入りの中でも、オーガニックのエタプルーフコットンは頼もしいと思います。高密度に織られたコットンは雨を通さないうえに柔らかく丈夫で、ガサガサと音もしない生地です。もともと第二次世界大戦の頃にパラシュート用に開発された、高性能なナチュラルファブリックです。

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